海、山、川、友人や家族との旅行、実家への帰省。夏は楽しいイベントが多く、ついついお金を使い過ぎてしまいます。9月に入って「そろそろ節約しないと」という方も多いのではないでしょうか。節約において、まず重要なのは外食に頼りがちなランチのコストを抑えること。そこで、自炊してお弁当を作ることができればよいのですが、毎日となると大変です。

 筆者はファイナンシャルプランナー(FP)として、数多くのご家庭を訪問していますが、今回はそこで見聞きした、外食を利用してランチをできるだけ安く、おいしくするための知恵をいくつかご紹介したいと思います。

ランチより安い朝食メニュー

 ランチは通常、ディナーよりもお得なことが多いですが、朝食はさらにお得です。多くの方のオススメはマクドナルドの「ソーセージマフィン」で、なんと1個100円。「普通のハンバーガーよりもマフィンの方が好き」という声も聞きます。

 ある方などは、これを持ち帰りで2個買ってランチとして食べるそうです。オフィスのレンジで温め、2個のソーセージマフィンを「分解・再構築」して「ビッグソーセージマフィン」にするというもので、その魅力はボリュームにあります。

 また、お店によっては午前11時まで朝食メニューを提供しているところもあり、これを早めの昼食としている人も多いようです。

 牛丼の「すき家」もその一つで、「まぜのっけごはん朝食」はご飯にミニサイズの牛小鉢、さらにオクラと温泉卵、冷やっこ、みそ汁がついて350円。通常の牛丼よりもお肉の量は少ないのですが、卵やみそ汁、小鉢がついて牛丼並盛と同価格はお得です。

 とんかつ専門店の「かつや」も午前11時までですが、こちらはなんと450円でとんかつ、ご飯、豚汁が楽しめます。しかも、会計時に100円オフクーポンがもらえるので、それを使えば次回以降は350円で食べられる計算。週1は350円でとんかつを食べる、という方もいるようです。

お金がないならスマホを使え

 全国展開する飲食チェーンには、自社のスマホアプリを使ったサービスを提供している会社があります。

 丸亀製麺は、レシートに記載してあるQRコードを読み込むことで各種の割引クーポンがもらえます。また、毎月1日は釜揚げうどんが半額で並が140円、最も大きい特も240円に。この時、ほかのクーポンは使用できませんが、並と天丼用のご飯(120円)を注文して、そこに無料の天かすやネギ、天丼用タレを加えて「天丼風」にすれば、260円でおなかいっぱいになるという猛者もいます。

 マクドナルドのアプリは、ポテトS、M、Lサイズがすべて150円で買えるクーポンが手に入るので、ポテトLサイズと100円のハンバーガーで合計250円。コーヒーは社内の無料のもので節約している方もいます。マクドナルドのポテトが「たまに無性に食べたくなる」方にはうれしいランチです。

 職場近くに役所や大学があり、一般に開放されている場合は、そこを利用する方も多いようですが、市役所や区役所の食堂などは「そこまで安くもない」という意見もあります。逆に、大学の学食は安くてボリュームのあるメニューが多く、たとえば、日替わり定食が400円前後で販売されています。

 学生が好きなカレーなどは200円台で提供されていることも。筆者の会社の近くにある東京大学の銀杏メトロ食堂の250円カレーは有名で、学生の中に混じって近所の会社員とおぼしきおじさんが食べている姿を目にします。

 節約というと「我慢」「つらい」などのイメージがありますが、皆さんが開発している「オリジナル激安メニュー」の情報を聞くのは楽しいものです。少しでもお役に立てれば幸いに思います。

(株式会社あおばコンサルティング代表取締役 加藤圭祐)