低調だったこの日のバルサ。それでも人海戦術で主導権を奪い返し、後半の2ゴールで逆転勝ち。容易くアップセットは起こさせない。(C)Getty Images

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 ハーフタイムの時点で1点をリードされ、昇格組ヘタフェに金星を献上してもおかしくなかったバルセルナ。だがそれでも、終盤に2ゴールを奪い、見事な逆転勝利。全国紙の『Marca』は「バルサが底力を見せた。中盤をリフレッシュさせて見事に勝ち切った」と、その試合巧者ぶりを称えた。
 
「ヘタフェのグラウンド(芝)はとてもドライで、まるでボールが走らない。そこからペースを崩したのは明らかで、連携やパスワークのミスからバルサは敵のカウンターを許した。火曜日のユーベ戦(チャンピオンズ・リーグ)からあえてローテーションしなかったのも裏目に出たと言わざるを得ない。ウスマンヌ・デンベレがハムストリングを傷めて交代したのも無関係ではない。チーム全体の動きが重く、ジェラール・ピケはヘタフェの攻撃陣にいいようにやられていた」
 
 柴崎岳に鮮烈弾を決められたバルサのエルネスト・バルベルデ監督は、後半頭からアンドレス・イニエスタに代えてデニス・スアレスを投入。一気に中盤での機動力を向上させると、62分、その23歳のスペイン代表MFが技巧的なショットで同点ゴールを決める。さらに77分から新加入のMFパウリーニョを送り込むと、今度はそのブラジル代表MFが84分、リオネル・メッシのスルーパスに呼応して逆転弾を蹴り込むのだ。
 
「バルベルデが見事な修正力で勝利を手繰り寄せた。ヘタフェは殊勲の背番号10、ガク・シバサキの負傷交代(54分)が痛かった。ホセ・ボルダラス監督のプランは崩れ、アルバロ・ヒメネスを投じたものの、中盤での構成力が明らかに低下。バルサに付け入る隙を与えたといっても過言ではない。いずれにせよ、前半のシバサキの衝撃ゴールはかき消され、終わってみればバルサのしたたかさが際立つゲームとなった」
 
 注目の採点は、最高評価の「3」が該当者なしで、「2」が8名に及んだ。バルサがD・スアレス、パウリーニョ、アンドレ・テア=シュテーゲン、サミュエル・ウンティティの4人で、健闘したヘタフェからはダミアン・スアレス、ジェネ、ホルヘ・モリーナ、そして柴崎の4人が好評価を得た。