今週、Appleが運営するアプリケーションダウンロードサービスであるApp Storeのガイドラインが更新され、ARKit、Face IDなどに関する新項目が追加されました。

ARKitで作った単純なアプリはApp Storeで公開できない?

App StoreからアプリをリリースするためにはApp Reviewと呼ばれる、App Storeの審査をクリアする必要があり、判断はReviewガイドラインに沿って行なわれます。
 
AppleのARKitに関する方針として、リッチな体験を提供することを重要課題としているため、1種類のヴァーチャルオブジェクトを設置するなどの単純なARアプリは、App Storeではおそらく受け付けられません。

Face IDの13歳未満の子供への使用を禁止

新ガイドラインのFace IDに関する新項目には、Face ID機能を有効にするLocalAuthentificationと呼ばれるソフトウェアフレームワークを使用する場合、13歳未満の子供にはFace ID以外の認証方法を用意する必要がある、との記載があります。
 
米メディアの9to5Macは、これはおかしな項目であるとコメントしています。API(アプリケーションプログラミングインタフェース)は、開発者が顔データに直接アクセスするのを許さず、ユーザー認証に成功したことだけを知らせる機能しか持たないためです。

ウイルス対策など、技術的に不可能な機能を謳うアプリの取り締まり

ウイルス対策アプリなど、存在しない機能を謳うアプリの取り締まりを行うとの項目が追加されました。iOS上でのウイルスやマルウェアのスキャンは技術的に不可能であると言われています。
 
その他にも、In-App Purchaseを使わない寄付の許可など、新ガイドラインの追加項目は多岐にわたります。
 
アプリ内の寄付に関しては、寄付の選択が任意であること、また寄付は100%受取人へと支払われることなど、細かいルールがあるため注意が必要です。
 
 
Source:9to5Mac via Paul Hudson/Hacking with Swift
(lexi)