ケルンファン大挙で試合遅延の背景にチケット違法売買 アーセナル運営を非難の声も

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ELアーセナル対ケルン戦、1時間遅れるハプニング ケルンサポーターの声を紹介

 アーセナルは現地時間14日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)で日本代表FW大迫勇也が所属するケルンに3-1で勝利した。

 この試合ではアウェーにも関わらずケルンサポーターがスタジアムに大挙し、試合開始が1時間も遅れるハプニングが発生したが、背景にはイングランドで長年問題視されるチケットの違法売買の横行があるようだ。

 英紙「ガーディアン」では、アーセナルのチケット会員や転売サイトから違法にチケットを購入したケルンサポーターの声を紹介した。

 イングランドではチケットの転売が社会問題化している。シーズンチケットホルダーが行くことができない試合のチケットを売り出す「チケットエクスチェンジ」というサービスがあるが、このような正式な手段以外に個人間でチケットを転売することは違法となっている。

 しかし、ケルンサポーターはViagogo、Craigslist、TicketbitsといったECサイトやダフ屋を通じてチケットを入手していたという。Craigslistでチケットを入手したあるサポーターは「電話番号を交換し、WhatsApp(チャットアプリ)で男とメッセージのやりとりをした。ケルンのアウェーブロックに近い席が100ポンド(約1万5000円)だった」と一連の流れを証言している。チケットを求める別のケルンサポーターにもこの男を紹介したという。

カフェで老人から買ったという方法も暴露

 また、メンバーシップの名前が刻印されたプラスティック製の永久チケットが取引された例や、スタジアム近くのカフェで老人から買ったという方法も暴露されている。あちらこちらで違法の取引が横行しているのが実態のようだ。

 ケルンサポーターに割り当てられたのはわずか3000席とも言われるなか、ロンドンに駆けつけた数は約2万人と伝えられている。ケルンのサポーターによる現地フォーラムでは、アーセナル運営側にも問題があったという非難の声が噴出していたという。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images