“65”を叩き出し11位まで浮上した谷原秀人(撮影:小路友博)

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<ANAオープンゴルフトーナメント 3日目◇16日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(7,063ヤード・パー72)>
初日に3位タイの好発進を決めるも、2日目に“76”と崩れカットラインギリギリの55位タイで予選を突破した谷原秀人。この日は7バーディ・ノーボギーの“65”をマーク。スコアを7つ伸ばしトータル7アンダー11位タイに急浮上を果たしたが、ラウンド後の表情に笑顔はなかった。
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今季、海外での戦いを続け「もっとうまくなりたい」と飛距離を伸ばすことの必要性を痛感。そのためにスイング改造に取り組んでおり、「毎日、試していることがある」のが現状。スコア以外に追い求めている部分があり、この日のプレーも「そこそこ良かった」ぐらいの自己評価。報道陣に取材を受けている間は笑顔もなく、自分に厳しい評価ばかりを下していた。
昨日との違いは「ちょっとフェアウェイにいったぐらい」だったと話した谷原だが、この日の好スコアにはもう一つ要因があった。それがリカバリー率(※パーオンを逃したホールでパーかそれ以上であがった率)だ。
今週のリカバリー率は、スコアを伸ばせた初日と3日目がそれぞれ75%、100%とともに高い数字を記録。そして、“76”を叩いた2日目は28.6%と、その差が顕著に表れている。つまり、初日と3日目はスイング改造中のために乱れがちなショットをショートゲームでカバー。それができなければ、昨日のようにスコアを落としてしまう。谷原は昨シーズンリカバリー率が全体で2位、平均パット数は3位と、ともに高水準。ショートゲームの名手だからこそ、ショット不調でもビッグスコアを作れる。
だが、スコアは関係なく、谷原は自分の理想を追い求めている。「永遠に続くもの」という飽くなき探求は引退するまで続いていくのだろう。10月からは欧州ツアーの高額賞金大会、ロレックスシリーズの残り4試合などに参戦予定。世界と戦う手ごたえをつかむため、谷原の戦いはまだまだ終わらない。
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