●フライング・ヒューマノイド生態データ

・目撃場所・棲息地=主にメキシコ上空。アメリカ、日本、中国チベット地域など。

・推定体長=1〜2メートル。3メートル超の個体例もある。

・外見の特徴=メタリックシルバー、黒または半透明。ヒトの形をし、飛行装置や翼を持たずに浮遊、飛翔する。

・性格=飛来する目的、手段、知能の有無などまったく不明。

●概要

1993年の春分の日、メキシコシティから北東へ45キロの地点にある、古代マヤ文明の「テオティワカン遺跡」の太陽のピラミッドで行われた儀式の際に、事件は起こった。

 

儀式に出席した数千人もの人々が集まっている現場の上空に黒い物体が現れたのだ。それはどう見ても、ヒトの姿をしていた。が、翼もしくはパラシュートのようなものを装着していないのに、宙に浮かんでいるのである。間もなく、物体は上空へ急上昇して彼方へと飛び去ってしまった。

 

この事件から1年後の2000年3月、メキシコで再びヒト型をした奇妙な飛行物体がビデオで撮影された。撮影者はメキシコシティに住むサルバドール・ゲレーロという人物。彼によれば、

 

「雨が降ってくる少し前のことだった。いつものように空を見上げていたら、フワフワと漂う変な物体が見えた。急いでカメラを持ってきて撮影したんだが、ズームしてファインダーをのぞいたところ、人間の手足のようなものがあったんだ。しばらくすると、それは宙をぐるぐると舞いながら、ビルの背後に消えていったんだ」

 

この映像がマスメディアに流れると、この物体がヒト型をした飛行物体「フライング・ヒューマノイド」と名づけられ、世界的に有名になった。

(↑ゲレーロが撮影したフライング・ヒューマノイド)

 

その後、ゲレーロの仲間であるアマド・マルケスという人物が撮影したフライング・ヒューマノイドの映像も公開された。この映像はゲレーロが撮影する1か月前の2000年2月に撮影されたもので、そこに映っていた怪物体にも手足があり、宙を滑るように移動していく姿が映っていたのだ。

(↑マルケスが撮影したフライング・ヒューマノイド)

 

以後、メキシコはもちろん、アメリカや日本、中国からも目撃証言が寄せられ、現在も目撃情報は絶えることなく続いている。

 

フライング・ヒューマノイドの正体については、今のところわかっていない。が、これまでの目撃者は多岐にわたり、必ず複数人から同一の証言が得られることから、風船や航空関連の誤認とは考えられない。また、人間の四肢ではなく複数本の触手を持ったような物体も確認されており、現在のヒューマノイドというカテゴリー分けはあくまでも暫定になりそうだ。

 

ちなみに、メキシコはUFOの出現が多発する場所だが、フライング・ヒューマノイドがUFOと同時に出現した例はない。

 

文=並木伸一郎

 

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