Jリーグに韓国人監督ブーム到来か 「すでに接触したチームもある」と現地メディア報道

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元Jリーガーのホン・ミョンボ氏、チェ・ヨンス氏などの名前が挙がる

 Jリーグの数クラブが次期監督として韓国人指揮官をリストアップしているという噂は、韓国にまで広がっている。

 各メディアが日本からの報道を引用して伝えているなか、サッカー専門サイト「フットボリスト」が詳しく報じている。

「ガンバ大阪の次期監督候補に元韓国代表監督のホン・ミョンボ氏(前・杭州緑城監督)、FC東京はチェ・ヨンス氏(前・江蘇蘇寧監督)を候補に挙げた」

 記事ではJリーグに精通するある関係者の声を紹介し、「たくさんの日本のチームが韓国人指導者に関心を持っているのは事実。すでに韓国の監督と接触したチームもある。少なくても1、2チームは2018年シーズンを韓国人監督とともに戦うことになりそうだ」と伝えている。

 ホン・ミョンボ氏は1997年にベルマーレ平塚(現・湘南)でJリーグデビューし、柏レイソルでもプレー。“アジア最高のリベロ”の愛称は日本でも広く伝わっていた。指導者としては韓国五輪代表を率いて2012年ロンドン五輪で銅メダルを獲得し、その後A代表監督に就任。14年ブラジル・ワールドカップ(W杯)のチームを率いた。

 一方、チェ・ヨンス氏は01年にジェフユナイテッド市原(現・千葉)でJリーグデビューを果たし、背番号10をつけてゴールを量産。京都パープルサンガ(当時)やジュビロ磐田でもプレーし、引退後はFCソウルでコーチを務め、12年から同監督に就任。1年目でチームをリーグ優勝に導き、16年6月まで務めた。

「リーダーシップに脚光」と韓国側は分析

 二人が次期監督候補として名前が挙がるのは、こうしたJリーグでのプレー経験と指導者としての実績があるからだろう。

 また、同サイトは「Jリーグでプレーしたホン監督とチェ監督以外にも、若い指導者に注目している。光州FCを1部(Kリーグ・クラシック)に昇格させたナム・ギイル前監督への関心も高い」と報じている。

 なぜ、これほど韓国の指導者にJリーグが目を向けているのか。同サイトは次のように分析している。

「日本の文化をある程度知り、安定した成績が見込めるからだ。Jリーグのクラブはユン・ジョンファン監督がセレッソ大阪の指揮官に就任した後、結果を残していることに注目している。チームを引っ張るリーダーシップが脚光を浴びている」

 近年は鹿島アントラーズのGKクォン・スンテやヴィッセル神戸のGKキム・スンギュなど、多くの守護神がJリーグに進出し、一つのトレンドとなっているが、その波は韓国人監督にも押し寄せているのかもしれない。

【了】

金 明碰●文 text by Myung-wook Kim

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images