アーロン・カーター、番組で各種検査結果を公開(画像は『The Doctors 2017年9月14日公開 YouTube「Will Aaron Carter Take the First Step to Recovery?」』のサムネイル)

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20代にして転落人生のどん底といった気分を味わっている現在のアーロン・カーター。先日は警察への通報で、彼のなかで自傷・自死願望が強まっていることが発覚していた。そんなアーロンがこのほどある医療系トーク番組に出演し、健康に関する各種の検査を受けた。結果まで公開されたことにファンも本人もハラハラしっぱなしであったようだ。

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ドラッグ依存がないとしたら重病に侵されているといった情報まで飛び出していたアーロン・カーターが、このほどCBS Television Distribution制作の『The Doctors/シーズン10』に出演した。頬がげっそりと痩せてしまったアーロンにはファンや家族も不安を抱いているが、医師が主導のトーク番組に出演すると決意したこと、そして番組内での発言に本人の健康に関する真剣な思いが見て取れる。

「こんなにゲッソリ痩せてしまい、この外見が世間の笑いものなっていることは自分でもよくわかっているよ。エイズじゃないか、ガンじゃないか、死ぬんじゃないかと騒がれてばかりさ。そんな健康不安の問題から僕だってもう抜け出したんだ。」

「つまらない噂があるようだけれど、僕はコカインもメタンフェタミンもやっていない。16歳の時にコカインを試したことがあるけれど、クラック・コカインもメスも吸ったことはない。」

「処方薬については骨折した時に様々な薬を処方してもらったけれどね。(何にも依存していないことの証明として)数日前から薬の類は一切飲まずに血液検査に臨んでみたよ。抗不安薬のような薬への依存は絶対に良くないと自分でも思っているんだ。」

「ただ、性生活に関しては安全を最優先していたとは言えないと思う。いろいろな病気に感染しているのではないかっていう不安は自分にとってのストレスになっているよ。」

そんなアーロンに対して行われた検査は、内視鏡検査、胸部エックス線、毛包薬物検査、そして血液検査であった。肝臓・腎臓の機能および甲状腺に関する血液検査に併せ、エイズの不安を払拭するためHIV、性病・性感染症の不安を払拭するためSTDという検査項目もある。アーロンはこの日、ついに自分の体に関する事実と向き合うことになったのだ。

番組は14日、『Will Aaron Carter Take the First Step to Recovery?』というタイトルでYouTubeにそのハイライト部分を紹介しているが、血液検査の結果は「HIVも陰性。クラミジア、淋菌および梅毒についても陰性です」とのこと。これにはアーロンも感激したのか思わず「オーマイガッ…」とつぶやいている。ただしアーロンを診察した消化器科が専門のホルヘ・ロドリゲス博士は「聞いて下さい。ここからがとても重要な部分です」として説明を続けた。

「あなたの体の免疫系システムは非常に脆弱で、カンジダ症をはじめとするイースト菌感染症と戦えるような状態ではないようです。」

予想していたよりずっと健康だったという事実に喜ぶアーロン。しかし薬物摂取に関しては抗不安薬として服用していたとされるベンゾジアゼピン、大麻の有効成分でもあるテトラヒドロカンナビノール、半合成麻薬とされる鎮痛剤オキシコドンに陽性反応が出たことから、医師はこれらを併用することの危険性を述べた。

この番組の出演はアーロンにとって健康面で大きな自信を取り戻す第一歩となったに違いない。若いだけに生活習慣の改善で免疫力もどんどんアップしていくことであろう。また、むやみに薬を服用するのではなく体調を見ながら上手に加減することの重要性も教わった。思い出されるのは、処方薬の過剰摂取により2012年に死亡した歌手で姉のレスリー・カーター(満25歳没)である。アーロンは彼女の死にひどくうちのめされていた。悲しいことだがそれを反面教師としていかなければなるまい。

画像は『The Doctors 2017年9月14日公開 YouTube「Will Aaron Carter Take the First Step to Recovery?」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)