村上佳菜子氏

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16日放送、日本テレビ「メレンゲの気持ち」には、プロフィギュアスケーター・村上佳菜子氏がゲスト出演。今年4月に22歳で現役を引退した彼女が、引退を考えるようになったきっかけや決断した背景を語った。

引退から半年が経とうとしている現在の心境を、「ずっと背負ってたものがストンと落ちた感じ。毎日自分の好きなことができる。スケートが嫌いだった訳ではないんですけど、楽しいことも今までは悪いことしているみたいな感覚だった」という村上氏は、「はっちゃけてます」とも。

そんな村上氏が引退を考え始めるようになったのは、山田満知子コーチの一言だったという。「ソチオリンピックが終わった後にコーチの満知子先生に『もう佳菜、辞めた方がいいと思う』って」と明かすと、その言葉の意図を「ここから先の方がもっと辛いし、今辞めるのが佳菜にとってベストだと思う(と言われた)」と説明した。

山田コーチの言葉を受け、「自分もどちらかというと辞めたいっていうのもあったので。ただ最後に終わった試合がすごい悔しく終わった。まだできるっていう気持ちがすごくあって。やりたいっていった」という村上氏。それでも引退を決意したのは「自分のカラダがついてこなくなったって言うのとスケート界のレベルがどんどん(上がり)、世代交代っていうのも感じてて、すごい苦しい中で続けていた」と明かした。

結果、引退を決意することになった村上氏。最後に出場した昨年の全日本選手権では、「『これが多分、最後になるんだろうな』と思いながら追い込みをやって最後の演技で自分が求めていた演技をすることができた」と話すと、「最後のポーズをとった瞬間に『あ、終わりだ』って思いました」と振り返った。