日産自動車が1968年11月に発売した510型「ブルーバードSSSクーペ」。

エッジが効いた先進的なエクステリア・デザインが特徴で、デビューするなり大きな注目を集めましたが、中でもテールランプ用にオプションで用意されていた「流れるウインカー」は画期的でした。

横長3連のテールランプ(当時はウインカーと兼用)が曲がる方向にまるでネオンサインのように車両の内側から外側に向かって順次流れるように点滅する様子はかなりインパクトがありました。

当時はウインカーレバーをONにすると、ラッゲージルームから微かな作動音がインテリアに透過してくる小型モーター(回転式接点)を使ったものでした。

その後、近年になると上級グレード車に省電力タイプのLEDが採用されるようになり、2014年10月に国土交通省がウインカーに関する法律を改正したのを機に、電子制御式の「流れるウインカー」が登場するようになりました。

現在この流れるウインカーは「シーケンシャル・ターンランプ」と呼ばれており、アウディが「A8」に導入後、「A6 Avant」「A7」「R8」などに展開しています。

また、国産車でもトヨタ自動車がSUV系の「C‐HR」や「ハリアー」、レクサス「LX」「RX」などに展開しており、街中で見かける機会が増えるようになりました。

ただ、「シーケンシャル・ターンランプ」は横長デザインのランプでないと、発光時のインパクトが少ないため、前後ランプのどちらか一方に採用するケースが多いようです。

商品性などの観点から、今後は「アルファード」や「ヴェルファイア」などにもマイチェンを機に採用が進むものと予想されます。

「ブルーバードSSSクーペ」での採用から約50年。LEDの普及を背景に、他のメーカーにおいても日本発祥とも言える「シーケンシャル・ターンランプ」の採用が進みそうです。

(Avanti Yasunori)

「流れるウインカー」シーケンシャル・ターンランプが今後のトレンドに?(http://clicccar.com/2017/09/16/511562/)