電気トラック「eCanter」北米仕様車。(画像:三菱ふそうトラック・バス発表資料より)

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 三菱ふそうトラック・バスは、電気トラックを量産する、世界で初めての商用車メーカーとなる。14日、ニューヨークで、「eCanter」を世界市場に向け発表した。

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 今年度よりアメリカ、欧州、日本で納入が開始され、今後2年間で500台の販売を計画する。一般向けの量産が始まるのは、2019年からとなる見通し。

 三菱ふそうによる電気トラックのプロトタイプが初公開されたのは2010年9月。「キャンターE-CELL」と名付けられ、IAA2010に出展された。以後、幾度かに渡る同型の実用共試などを経て、2016年9月、eCanterのプロトタイプがIAA2016において世界初公開。そして2017年7月、生産が始まった。

 なお、量産化に先駆けて川崎工場内に電気トラック用の急速充電設備「EV Power Charger(EVパワーチャージャー)」が開設されたが、これも国内では初のことであるという。

 eCanterのバッテリーは、メルセデス・ベンツ・エナジー社製のものが用いられている。三菱ふそうがダイムラーグループに属することによるものだ。

 車両総重量は7.5トンクラス、1時間(直流急速充電)/9時間(交流230V)の充電における航続距離は100キロメートル以上、電気駆動システムには、モーター(最大出力129kW、最大トルク420Nm)と、360V・13.8kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーパックを6個搭載している。

 従来のディーゼル車と比較した場合、走行1万キロメートルあたりにして、最大1,000ユーロ(約13万2,000円)のコスト削減が可能になるという。

 日本での最初の納入先としてはセブン-イレブン・ジャパンが予定されており、納入台数は25台になる。またアメリカでは、ニューヨークの4つの非営利団体、野生生物保護協会、ニューヨーク植物園、ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ニューヨーク、ビッグ・リユーズ・ブルックリンに、計8台が提供されるという。