ハワイに古くから伝わる伝統的な癒やしの施術、ロミロミをベースにしたマッサージをおこなっているのが、こちらの「MOANA」。

 瀬戸内海の林崎松江海岸が目の前にあり、窓からは淡路島を一望できる絶好のロケーションだ。南国風のインテリアに囲まれたサロンには、7匹のねこがのんびりと暮らしている。

 オーナーの福永リサさんは、マッサージ業のかたわら、 2005年ごろからねこを保護し、新しい飼い主との橋渡しをおこなう活動を続けている。ここにいる7匹も、飼育放棄などさまざまな事情から、福永さんが引き取ったねこたちだ。

 茶トラのメロウは4年前、スーパーの駐車場で保護され、ボランティアを介し福永さんのもとへやってきた。当時は2歳くらいで、おそらく飼い主に捨てられたと推測されている。

「本当なら人間不信になってもおかしくないのに、この子は出会ったときからすごく人なつこくて(笑)。知らない人の膝の上でも『僕の場所!』っていう顔で乗ってきて、なかなか動かないんですよ。私が保護してきた赤ちゃんねこを世話してくれて、とても助かっているんです」(福永さん・以下同)

 保護される前の感染症の影響で、右目の視力がほとんどないメロウ。お店ではいちばんの人気者だ。お客がうつぶせになると、真っ先に体の上に飛び乗る。それを見て、ほかのねこたちも次々と飛び乗ってくる。

「お客さまはねこ好きの方ばかりなので、みんな背中に乗られても大喜びです。『マッサージもいいけど “ねこ圧” もいい』なんて(笑)」

 波の音をBGMに、福永さんとねこたちは3時間もかけて、全身を丁寧にマッサージしてくれる。なんて、贅沢なひととき! しかし残念ながら、このお店は女性客限定。男たちは、指をくわえて見ているしかないのだ……。

(週刊FLASH 2017年6月20日号)