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先頃、東急電鉄が池上線の開業90周年を記念し、10月9日に全線無料にすると発表して話題になった。じつは他にも、都内に隠れた無料乗車制度を持つ路線がある。それは東京モノレールと京急空港線。それぞれ一部区間と聞けば納得。羽田空港に関する制度だ。

詳細は羽田空港国内線旅客ターミナルのサイト内「ターミナル間の移動について / 無料連絡 京急線・モノレール」でも紹介されている。京急空港線に無料で乗車できる区間は羽田空港国際線ターミナル〜羽田空港国内線ターミナル間で、正規運賃は140円。東京モノレールに無料で乗車できる区間は羽田空港国際線ビル〜羽田空港第1ビル間、または羽田空港国際線ビル〜羽田空港第2ビル間で、ともに正規運賃は200円である。

飛行機で長距離を移動する人にとっては些細な料金かもしれないけれど、無料と聞けばなんとなくうれしい。ぜひ乗りたい。何度も往復したい。しかし、この無料制度には条件があって、誰でも何度でもというわけにはいかない。

区間からもわかるように、この制度は羽田空港の国内線・国際線の航空便を乗り継ぐ旅行者のためにある。乗車するには国内線・国際線の駅間で利用できる「乗継乗車票」が必要だ。配布場所は国内線第1ターミナルに4カ所、国内線第2ターミナルに4カ所、国際線ターミナルに1カ所ある「到着案内カウンター」となっており、ここでパスポートや航空券などを提示することで「乗継乗車票」をもらえる。

国内線・国際線を乗り継ぐという趣旨のため、東京モノレールの利用区間内にある新整備場駅では乗降できず、ともに国内線用のターミナルである羽田空港第1ビル〜羽田空港第2ビル間の利用も不可となる。羽田空港第1ビルと羽田空港第2ビルの間には約400mの地下連絡通路があり、さらに動く歩道も用意されている。

乗継ぎの用はなくても、各ターミナルに魅力的な飲食店・販売店がある。それらを行き来する人向けに、誰でも利用できる無料連絡バスが運行されている。地上のバスのりばを発着するため、乗継ぎ利用者にとっても地下駅を使うより楽かもしれない。

ただし、公式サイトによると「環状八号線・空港アクセス道路の切替に伴う交通規制により混雑が発生する場合がございます」とのこと。やはり乗継ぎ利用者は無料の東京モノレールまたは京急空港線を利用したほうが安心といえそうだ。

ちなみに成田空港も広く、JR東日本と京成電鉄が複数の駅(成田空港駅・空港第2ビル駅など)を設置している。しかし成田空港については鉄道を無料で利用できる制度はなく、ターミナル間無料連絡バスが運行されている。