東武日光駅の「SL大樹 日光埋蔵金弁当」

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 秋の行楽シーズン、旅のお供といえば「駅弁」だ。最近登場した駅弁は、素材へのこだわりや綺麗な盛り付けなど、進化が著しい。駅弁を食べることを目的に旅に出る人もいるほど。各地の新作駅弁・注目駅弁の中から、特にユニークな3つを紹介しよう。

◆【栃木 東武日光駅】SL大樹 日光埋蔵金弁当(1350円)

 日本最高額(1折15万円〜)の駅弁として話題を呼んだ「日光埋蔵金弁当」の別バージョン。東武鉄道のSL「大樹」の運行開始を記念して開発された駅弁で、印籠をイメージした二段重ね容器に、ちらし寿司や日光高原牛のしぐれ煮など埋蔵金弁当に使用した素材や料理を詰め合わせた。

 注目はSLに使用する石炭シャベルをイメージしたスプーンで、柄の部分に「SL大樹」の文字を刻印するなどこだわり満載。持ち帰れば再利用できそうだ(製造/日光鱒鮨本舗)。

◆【東京駅/名古屋駅/新大阪駅】東海道肉づくし(1200円)

 平成29年はニクの年というダジャレから生まれた肉づくしの駅弁。内部を3分割した容器に、つくねに七味唐辛子をかけて味の変化を楽しむ「東京のやきとり」、地元で根強い人気の八丁味噌入りダレをつけた「名古屋のみそかつ」、そしてやわらかい牛肉を甘辛く味付けた「大阪のすきやき」という3種類の肉料理を詰め合わせた。

 各料理の下にご飯を敷き詰めたため、見た目以上にボリュームがある。腹ペコの人に食べてほしいヘビー級の駅弁だ(製造/ジェイアール東海パッセンジャーズ)。

◆【大分 大分駅/別府駅】なごり雪(1296円)

 弁当名は、大分県出身の伊勢正三作詞・作曲の名曲であり、臼杵市内で撮影された映画(監督:大林宣彦)に由来する。中身は、掛け紙に書かれた「豊後鰆西京焼ちらし」という副題そのまま。

 豊後水道の潮流で育った鰆を西京味噌に漬け込んでじっくり焼き上げ、県産有機栽培米ヒノヒカリを使ったちらし寿司の上にのせた。副菜は鳥天、海老芝煮、肉団子トマト煮、県名産芋甘煮、しし唐天などで、ご当地グルメを堪能できる(製造/寿し由)。

*複数の駅で販売される駅弁は代表駅を記載。価格は税込み

■撮影/岩本朗

※週刊ポスト2017年9月22日号