第1節のような鮮やかなで派手プレーはほとんどなかった乾だが、目に見える結果を残したことは大きい。写真は前節セビージャ戦。 (C) Getty Images

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 9月15日(現地時間)、リーガ・エスパニョーラ第4節が行なわれ、エイバルは1-0でレガネスを下した。

 ここまで1勝2敗で得点わずか1というエイバル。ホームでの初勝利を懸けて臨んだ一戦で、乾は4試合連続でスタメンに名を連ねた。
 
 定位置である2列目の左サイドでプレーした乾は、3分にボールをカットして中央に切れ込んだところでファウルを受け、相手選手にはイエローカードが出された。
 
 早くも特長を見せた乾だが、以降は良いかたちでボールを受けることは少なく、また雨でボールコントロールが狂ったのか、ドリブルで1対1の勝負を仕掛けても、相手を抜き去ることはできず、ボールを失って苛立ちの表情を見せることもあった。
 
 試合は両チームともに効果的な攻撃が見せられず、この試合最初のシュートが放たれたのも24分(レガネス)になってから。結局、一度も決定機は訪れないまま、前半は終了した。
 
 後半も前半同様にホームのエイバルがややポゼッションで上回る展開のなか、試合は53分に動く。
 
 自陣でボールをカットしたCBのガルベスがそのままドリブルで突き進み、ボールを左に流す。これを受けた乾が、右足で丁寧かつ正確なクロスを入れると、ゴール前に走り込んでいたガルベスが頭で合わせ、ゴールネットに突き刺した。
 
 我慢の時間が続いた乾だが、今シーズン初のアシストを決めると、62分には自陣深くでボールを拾い、一気にスピードを上げてドリブル開始。敵陣ペナルティーエリア手前で迷わずシュートを放つ。枠は外れたが、迫力のあるプレーに、スタンドのサポーターからは惜しみない拍手が送られた。
 
 その1分後にも中央でドリブルでの侵攻を見せ、好位置でFKを獲得した乾。過去2試合は後半の早い時間帯に交代を命じられていたが、この試合では第1節(マラガ戦)以来のフル出場を果たした。
 
 結局、後半も良いかたちでボールに触れる回数は決して多くなかったものの、そのなかでアシストという結果を出し、精力的に自陣に戻って守備にも奔走するなど、乾は勝利に大きな貢献を果たした。
 
 結局は1点止まりで、得点力は上がらずじまいだったものの、今シーズンの2勝目、ホーム初勝利を挙げたエイバル。次節(9月19日)は難敵中の難敵バルセロナと対決する。乾は2ゴールを挙げた昨シーズン最終節同様、カンプ・ノウを沈黙させられるか。