15日、韓国メディアによると、世界三大文学賞の一つである英国の「マン・ブッカー賞」を受賞した韓国人女性作家の韓江氏が、今度はイタリアの権威ある文学賞「マラパルテ賞」に選ばれた。資料写真。

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2017年9月15日、韓国・聯合ニュースによると、世界三大文学賞の一つである英国の「マン・ブッカー賞」を受賞した韓国人女性作家の韓江(ハン・ガン)氏が、今度はイタリアの権威ある文学賞「マラパルテ賞」に選ばれた。

マラパルテ文学賞は15日、今年の受賞者に長編小説「少年が来る」の韓江氏を選んだと発表した。マラパルテ賞はイタリア人作家のクルツィオ・マラパルテを記念して1983年に創設された文学賞で、イタリアで最も権威ある賞の一つと言われている。毎年、優れた作品で世界の文学に活力を与えた外国人作家に授与される。歴代の受賞者には1976年のノーベル文学賞受賞者である米国の小説家ソール・ベロー氏、1991年のノーベル文学賞受賞者である南アフリカの作家ナディン・ゴーディマ氏、劇作家でもあったヴァーツラフ・ハヴェル元チェコ大統領、フランスの小説家ミッシェル・トゥルニエ氏らが名を連ねる。

マラパルテ文学賞の審査委員長は、韓江氏の「少年が来る」について、「生き生きとしたイメージが読者の興味を引き、最後まで飽きさせない」と評価した。

「少年が来る」は韓江氏の6作目の長編小説で、1980年5月18日から10日間続いた光州民主化運動の状況とその後の人々の様子が描かれている。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「かっこいい」「韓江氏の作品は欧州の情緒に合うみたい」「韓江氏が賞を取れば取るほど韓国の格が上がる気がしてうれしい」「ノーベル賞受賞に向けてこれからも頑張ってほしい」など称賛や喜びの声が寄せられている。

また、実際に「少年が来る」を読んだネットユーザーからは「本を読んで初めて泣いた。自然と感情移入できる作品。彼女は本物の作家だと思う」「韓江氏の小説を読むと、自分がまるで精神科に入院したような気持になる」「小説を読んだ後、その世界観から抜け出せず、一週間くらいをつらい気持ちで過ごした記憶がある」などの感想が寄せられている。

その他「最も重要なのは素晴らしい英語翻訳者に出会うことというのが現実だ」「韓国では有名でなかったのに。翻訳がうまかったのだろう」など翻訳者に注目する声もあった。(翻訳・編集/堂本)