又々、ネット上に氾濫する有象無象の恋愛マニュアルのなかから、わりと役に立つ良質なコラムを発見した。

「“ワタシ”が楽しく美しく生きるための女子力アップ情報を毎日お届け!」することをコンセプトとするGoogirl(グーガール)から配信されたもので、タイトルは

「酒豪女子が下戸な男性と付き合った時にうれしい5つのこと」

お酒が大好きな女性の中にはお酒が飲めないという男性を恋愛対象から除外してしまう方もいるでしょう。けれどそれはもったいないことです。

……との導入文からはじまり、酒豪な女性が下戸の男性と付き合った際の「意外なメリット」を5つ紹介する内容となっている。

とりあえず、その5つを羅列してみれば以下のようになるんだが、コイツがどれもこれも「むっちゃ言えてるわ〜!」と、ついつい納得してしまう提言ばかりだったりするのだ。

飲み過ぎない
運転してもらえる
新鮮なデートができる
酒代が半分で済む
お酒を独り占めできる

満55歳となる私は、「酒豪」とまではいかないまでも、いまだまごうことなきお酒好きで、50代に凸入するあたりまでは男女問わず、深いお付き合いにまでいたる相手は、消去法的に“お酒が好きなヒト”に限定されてきた。基本「ヤ○チン(マン)の周囲にはヤ○マン(チン)が集まる」のと同様、「お酒好きの周囲にはお酒好きが集まる」のかもしれない。

だが、ここ最近はたまたまイレギュラーバウンドが連続し、「ほとんどお酒が飲めない子」とそこそこ深いお付き合いをする機会が増えてきて、そろそろ「お酒が弱い女子を恋愛対象から除外」するのはやめよっかなぁ……などと、ぼんやり考えていた矢先で、その「下戸もけっこうアリかも…」と思い直す理由が、男女をまったく逆転させてもまさに上述した5つ、そのとおりなんである。

とくに「新鮮なデートができる」といったくだりは説得力抜群で、下戸女子とのお付き合いは「お酒好きなオッサンが総じて弱い昼デート」のバリエーションを、新たにインプットする努力を促してくれる。「酒の肴が美味い居酒屋」だとか「ワインがすすむディナー」ばかりじゃなく、「ランチがおすすめのカフェ」だとか「糖質抑えめなスイーツビュッフェ」だとか「お散歩が楽しいダガヤ参道(※千駄ヶ谷〜北参道周辺を指す穴場デートスポット)」だとか「リラクゼーション施設が充実しているスーパー銭湯」だとか「ディズニーランド」だとか……までをも、おのずとチェックせざるを得なくなるのだ。「50の手習い」と言われれば、たしかに痛々しいかぎりではあるけれど、この年になって「慣れない情報に触れる」という行為を「デート」という動機で真剣に成せるのは、文筆家としてのスキルアップの意味でも、ボケ防止にも最適なのではなかろうか。

あと、50歳も過ぎれば「お酒を飲んだらアッチが使いモノにならなくなる」といった切実な問題もある。せっかくお目当ての女子を晩ごはんに誘えて、その後ラッキーにも“お持ち帰り”を果たせたとしても……チョーシこいて飲み過ぎて、肝心のモノがふにゃふにゃ状態……なんてことになってしまえば、「逃した魚は〜」的な悔しさも百倍増! そんなとき、相手が下戸女子だったら「飲み過ぎない」がゆえ、こういったフィジカル面でのリスクを回避できる確率がぐんとアップするのである。「アルコールの勢いで無し崩し的に〜作戦」が通用しないぶん、“男としての真の実力”が問われてはしまうのだが……?