先週末にグラードバッハ戦で勝利をおさめ、今季初勝利をマークしたアイントラハト・フランクフルト。土曜午後から行われるアウグスブルク戦では、その「勢いを継続していきたい」ところだが、ニコ・コヴァチ監督はそのアウグスブルクに対して賞賛の言葉を送った。

「FCアウグスブルクは、シュテファン・ロイター氏を中心にして、夏を追うごとに素晴らしい仕事を行なっているよ。今年はいいカウンターサッカーをみせているね。この3試合はいい戦いを見せているし、激しい、難しい試合となることだろう」

なおこの試合からフランクフルトでは、守備の要である長谷部誠を復帰。前節は膝の負傷により欠場を余儀なくされていた日本代表だが、「マコトは復調した。今週、彼は全てのメニューに参加しているし、確実にメンバー入りすることにあんる。マコトは我々にとってとても重要な選手なんだ。それは我々みんながわかっていることだよ」と指揮官は語っている。

また「これから迎えるタフなスケジュールは頭にある」というコヴァチ監督は、当然「フレッシュさを保つためローテーションも思い描いている」ところだが、しかしまずはアウグスブルク戦に向けて力を結束して立ち向かうことになり、特に「守備が重要になってくるだろう。我々としては勝利の可能性を高めるために、できるかぎり相手に自由を与えないようにしなくてはならない」との考えを示した。

ちなみにフランクフルトは、ここまで3試合で1失点とディフェンス面で輝くものが見てとれており、「大抵のクラブは我々との戦いを厄介に感じることだろう」と指揮官も胸をはる。果たして今週末の戦いでも、この勢いを継続していくことはできるだろうか?