イギリスのEU離脱と中国経済の発展にあわせ、イギリスでは中国語の学習意欲が高まっているという。資料写真。

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イギリスのEU離脱と中国経済の発展にあわせ、イギリスでは中国語の学習意欲が高まっているという。先日、ブリティッシュ・カウンシルは、保護者1000人以上を対象としたアンケート調査を発表した。同調査によると、中国語が「最も将来性のある言語」に選ばれ、51%の親は子供に中国語を勉強させたいと回答している。現在、イギリスで巻き起こる中国語ブームは、王室や首相にまで広がっているという。華字紙・欧州時報が15日付で伝えた。

▽イギリスの中国語ブーム
イギリス人の数学力を向上させるため、イギリス政府は中国の数学教科書を導入することを決めた。だが、イギリス人家庭の保護者は、子どもたちに直接中国語を勉強させたいと考えている。

イギリスのキャメロン元首相はかつて、「学生は、フランス語とドイツ語を勉強するだけでなく、中国語を重要視するべきだ」と語ったことがある。また、現在のメイ首相は2017年に中国の春節(旧正月)を祝うビデオメッセージで堪能な中国語を披露した。

昨年9月にイギリス政府は中国語教育プログラムを打ち出し、中国語を流暢に話せる学生を2020年までに5000人増加させると発表した。同プロジェクトに参加する学生は中国語を週に8時間も勉強する。また、中国語コースを新設した学校もあるという。

▽中国語ブームは華人の雇用創出
中国語教師のほか、中国語ブームは国外に暮らす中国人に幅広い雇用を創出した。英国産業連盟(CBI)が行った291の会社を対象とした調査によると、外国語が堪能な人材が求められており、特に中国語に堪能な人材が採用活動では引っ張りだこだという。約3分の2の会社が外国語人材を必要としていると回答した。会社に最も歓迎される外国語について、「中国語」と回答した比率は31%に達し、欧州言語以外では最も歓迎される言語となった。

欧米の多くの国では、上流階級で育った子どもたちに小さい頃から中国語を勉強させることが流行している。子どもたちに中国語をより良い環境で勉強させるため、高額の給料で華人家政婦を雇う家庭も少なくない。アメリカの上流階級は華人家政婦の雇用に必死で、普通の家政婦よりも華人家政婦には更に多くの給料を支払うと言われている。

また、海外旅行をする中国人観光客が爆発的に増加するにつれて、各国で中国語ガイドのニーズが特に増加するようになった。これは中国人留学生にアルバイトの機会を提供すると同時に、安定的な収入源を確保したともいえる。

▽中国語ブームが中国ブームに繋がる
中国の国際的地位の向上や経済・政治・文化などの分野の交流の深まりに合わせ、中国語のブームは既にグローバル・トレンドとなっている。

キャメロン氏は、かつて南アフリカの元大統領マンデラ氏の言葉を引用し、「相手が理解できる言葉で話すと、あなたの言葉が相手の頭に入る。相手の母国語で話すと、あなたの言葉が相手の心に入る」と話した。中国語ブームが起きているのには、外国人が中国語を単に利用しようとするだけでなく、中国を理解して中国に溶け込もうとする熱意が見て取れる。

「一帯一路」(the Belt and Road)の推進に伴った中国の国際的影響力の高まりに合わせ、今後もこうした交流がますます多くなり、ますます深くなるに違いない。中国語ブームは長く続く21世紀のメガ・トレンドだと言っても過言ではない。(提供/環球網・編集/インナ)