オーストラリア・シドニーで同性婚合法化をめぐる国民投票を前に開かれた賛成派の集会(2017年9月10日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】同性婚合法化の是非を問う国民投票を控えたオーストラリアで、結婚間近の女性がフェイスブック(Facebook)上で同性婚支持を表明したところ、教会から挙式を拒否されたと豪メディアが15日に報じた。マルコム・ターンブル(Malcolm Turnbull)首相は、教会には結婚式を執り行うカップルを選ぶ権利があると擁護するコメントを出した。

 国民投票は任意参加で、郵便投票で行われる。最大1500万人が投票する見通しで、結果は11月中旬に発表される予定だ。

 投票結果に拘束力はないが、穏健派で同性婚を支持しているターンブル首相は、賛成多数だった場合は議会で同性婚合法化をめぐる採決を行うと表明している。

 豪国内では賛成派と反対派の間で議論が激化しており、聖職者の中からも明確に同性婚反対を主張し、合法化は信教の自由を侵害する恐れがあると警告する声が上がっている。

 こうした中、豪フェアファックス・メディア(Fairfax Media)は15日、ビクトリア(Victoria)州バララット(Ballarat)の教会で結婚式を挙げる予定だったカップルが、同性婚合法化を支持するフェイスブックへの投稿を理由に、牧師から司式を拒否されたと報じた。

 フェアファックスが投稿者の女性から提供を受けたとする牧師の手紙には、「あなたの同性婚への傾倒は、イエス・キリスト(Jesus Christ)の教えにも、オーストラリア長老教会(Presbyterian Church of Australia)と私が実践する聖書の教義にも反していることを、しっかり認識していただかなければならない」と記されていた。

 首都キャンベラ(Canberra)で報道陣の取材に応じたターンブル首相は、「教会には結婚式を執り行う相手を選ぶ権利があり、それは信教の自由に含まれる」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News