ベイルに罵声浴びせるサポーターにレアル同僚が苦言 「そんな扱いは相応しくない」

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アポエルとのCL初戦で全3得点に絡むも、ベイルへのブーイングが鳴り響く

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で前人未踏の3連覇を目指すレアル・マドリードは、13日に行われたアポエルとの初戦で3-0の快勝劇を演じた。

 この日の主役は2ゴールのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだったが、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルも1アシストを含む、全3ゴールに絡む活躍を見せた。だが、ホームのサポーターから罵声を浴びせられるなど、“白い巨人”で苦しい時間を過ごしている。

 この日のレアルは左サイドから崩した。前半12分、ベイルがグラウンダーのクロスを供給し、ロナウドが右足で流し込んで先制。その後もベイルは、ロナウドに決定的なクロスを連発した。

 そして後半6分にも、左サイドから鋭いクロスを上げて相手DFのハンドを誘発し2点目のPKを奪取。さらに同16分、今度は左サイドバックのブラジル代表DFマルセロのクロスを右サイドにいたベイルがヘディングで折り返し、相手DFに当たったこぼれ球をスペイン代表DFセルヒオ・ラモスがオーバーヘッドで叩き込み、レアルに3点目が生まれた。3ゴールすべてに絡んだスピードスターだったが、サンチャゴ・ベルナベウのサポーターは厳しかった。

 米スポーツ専門テレビ局「ESPN」によれば、今季ベイルに対してブーイングを浴びせるレアルサポーターについて、ドイツ代表MFトニ・クロースは次のように苦言を呈している。

「彼のクオリティーがあれば事態は好転する」

「もちろん、自分たちの選手に罵声を浴びせることは良くない。我々は全力を尽くしている。ギャレスだってそうだ。誰もそんな扱いに相応しくはないんだ。これはレアル・マドリードなんだ。誰もが最高の選手を見たいと願っている。しかし、最高レベルのプレーを見せられないこともある」

 またスペイン紙「マルカ」によれば、ブラジル代表MFカゼミーロは「彼は我々にとって、とても強力な存在だ。このまま活躍してほしい。彼のクオリティーがあれば、事態は好転する。チームメイトを守りたい。自分たちを守り続けているし、僕はそれを変えるつもりはない」と語ったという。

 度重なる負傷に苦しむこともあり、ベイルはレアルサポーターの標的とされているようだ。1試合で3ゴールに絡んでも本拠地で鳴り止まない罵声を、喝采に変えることはできるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images