米航空宇宙局の無人探査機カッシーニが撮影した土星の輪。米航空宇宙局、カリフォルニア工科大学ジェット推進研究所、宇宙科学研究所提供(2017年9月13日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米航空宇宙局(NASA)とジェット推進研究所(JPL)、 宇宙科学研究所(SSI)は14日、NASAの無人探査機「カッシーニ(Cassini)」が13日に撮影した土星の輪の画像を公開した。

 1997年に打ち上げられたカッシーニは、20年に及ぶ約79億キロの旅路で予定通りロケット燃料を使い果たし、日本時間15日午後8時55分に地球と最後の交信を行った後、土星に突入して任務を終える。

 カッシーニによる土星観測プロジェクトには約39億ドル(約4300億円)が投じられ、世界27か国の科学者が参加。土星周回軌道上での13年間の観測では、6個を超える未知の衛星を発見したほか、土星の輪の立体構造や、土星の上空で1年近く吹き荒れる巨大嵐の仕組みを解明した。

 また、氷に覆われた衛星エンケラドス(Enceladus)の水蒸気を噴き出す間欠泉を確認し、最大の衛星タイタン(Titan)の地表にエタンとメタンの湖を発見するなど、地球から裸眼で観測可能な最も遠い惑星の謎を次々と明らかにし、太陽系における地球外生命体の可能性についての考え方を一変させた。
【翻訳編集】AFPBB News