UNCTAD、世界経済に「21世紀の改革を」 新自由主義を批判

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[ジュネーブ 15日 ロイター] - 国連貿易開発会議(UNCTAD)は14日に公表した2017年の「貿易開発報告」で、各国が緊縮策や経済的新自由主義を回避し、世界経済の再均衡化とあらゆる国の繁栄のために「グローバル・ニューディール」に取り組む必要があると訴えた。

UNCTADのキトゥイ事務局長は声明で、世界経済は回復しているが完全ではないとし、「世界レベルでの余りに大きい債務と余りに小さい需要が世界経済の拡大を阻んでいる」と述べた。

報告は、経済・社会発展に向けた主導的な役割を国が縮小して、資本主義システムの中で民間に委ねることを意味する「新自由主義」を批判。

こうした政策が過去数十年続いたことで、資本主義は一部の大企業や金融機関、富裕層にのみ有利なものだと過度な偏見を持ってみられるようになったと分析している。

その上で、世界に今必要なのは「21世紀の改革」だと主張。UNCTAD高官は「選択肢は数多くあり、現在直面している経済・社会上の不均衡を考えれば、緊急に実行される必要がある」と語った。