福建省の海峡福州パンダ研究交流センターによると、飼育パンダの中で世界最高齢だった「巴斯(バース)」が治療の甲斐なく、病気で13日に亡くなった。写真は、「巴斯」の遺影(海峡福州パンダ研究交流センターによる提供)。

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福建省の海峡福州パンダ研究交流センターによると、1990年北京で行われたアジア競技大会のマスコット「パンパン」のモデルとなった、飼育パンダの中で世界最高齢だった「巴斯(バース)」が治療の甲斐なく、病気で13日に亡くなった。新華網が伝えた。

同センターの陳玉村主任は、「37歳になった『巴斯』は今年の6月初めから、肝硬変や腎不全、老衰が原因でさまざまな病気を発症していた。専門家が何度も診察し、『巴斯』の治療に全力であたり、延命措置を行っていた」と語った。

しかし、高齢のため体は衰え、免疫力も低下していたため、「巴斯」は最終的に危篤のまま、13日午前8時50分に亡くなった。

「巴斯」は今年1月18日に37歳の生誕記念イベントを迎えた。37歳になった「巴斯」は、生理学的な指標からみると、人間の年齢で100歳以上に相当。同イベントで、「巴斯」はギネスワールドレコーズから「世界の飼育パンダで最高齢」として、世界ギネス記録認定書が授与され、今年8月にも同団体から同記録での世界ギネス記録認定書が再び授与された。

「巴斯」は1980年に四川省宝興県で誕生したメスのパンダで、1990年北京で行われたアジア競技大会のマスコット「パンパン」のモデルとなった。「巴斯」の伝説は、今から33年前に四川省の巴斯河で起きた「氷河での危機一髪」から始まる。もともと野生のパンダだった「巴斯」は4歳だった1984年、氷河に落ちてしまい、同地の村民たちがそれを救いだし、その後、海峡福州パンダ研究交流センターへと送られた。

「巴斯」は中国の「平和の使者」として米国を訪問し、1990年北京で行われたアジア競技大会のマスコット「パンパン」のモデルとなった。さらに、「春節聯歓晩会」(春節<旧正月>を祝う中国の国民的年越し番組)に出演し、誰もが知る「スターパンダ」となった。(提供/人民網日本語版・編集YK)