SPで自己ベストを記録した宇野昌磨【写真:giacomello foto】

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ロンバルディア杯、SP自己記録更新「まだまだ足りないところはある」

 フィギュアスケートの国際大会ロンバルディア杯・トロフィー(イタリア)が14日(日本時間15日)に開幕。昨季、世界選手権銀メダルを獲得した宇野昌磨(トヨタ自動車)は、今季初戦のショートプログラム(SP)で自己ベストとなる104.87点をマークして首位に立ったが、本人は「まだ体に染みついていない」と新プログラムでの演技について振り返った。また、大会制覇を懸けたフリー演技も意気込みを語っている。

 SP後の一問一答は以下の通り。

――104点台という高得点を見ての感想は。

「思い描いた点数と全く同じだったかなと思います。点数に関しても、内容に関しても、まだまだ足りないところはありますが、今の状態ではこれが自分の実力かなと思いました」

――100点超えについて。

「ノーミスで演技した時は、100点は超えると思っていますし、ジャンプを一つオーバーターンしても超える点数かなと。ただ、それは計算しただけのもので、あまり100点超えとかは気にしていません。みんなに勝ちたいとは思いますけど、点数を追い求めすぎるのも、僕はあんまりかなと」

--今季初戦としての手応えは。

「ショートに関しては、試合に行く数日前からやっているだけで良くないと言えるほど練習できていないので、なんとも評価できません。ただ、去年と変わらないショートだったかな、と。それが良いことでもあり、悪いことでもあると思います。スピンであったり、いろんなところがまだまだできるかなという部分はありましたが、最初の試合としては、すごく良かったんじゃないかなと思います」

――初戦とは思えないほど素晴らしかった。

「自分では分かりません。今日滑った感じでは、まだぎこちなさがあって、振り付け、スケーティング、スピン、ジャンプの練習をそれぞれ少しずつ組み合わせたくらいの感じだったかなと思います。4回転トーループの後のステップを間違えましたし、まだ全然体に染み付いていない、という印象を強く受けました」

今季初戦は自分を確かめる試合、「どんな気持ちで滑るのかを確認しに来た」

――試合感を取り戻したいというイメージか。

「正直、自分が試合感をなくしているかどうかも分からないので、本当に自分を確かめる試合。この曲でどんな気持ちで滑るのか、試合でどんな感じになるのか、ということを確認しに来ました」

――(演技曲)「冬」のイメージを出せているか。

「何かを考える余裕はなかったですね。シーズン後半になるといろいろ考えたりしますけど、今回はジャンプ、ひとつひとつのステップという感覚。逆にそれが良かったのかもしれません」

――演技が終わった後、淡々としていた印象だった。

「もしシーズン後半だったら、ガッツポーズしている演技だったかもしれません。でも、あんまりそういう気持ちにはならなかった。練習のわりと良い部分が出たのかなという気持ちはありますが」

フリーに向けては…「あまり高望みはせず、悔いの残らないようにしたい」

――試合が楽しくて仕方ないと言っていた。今の気持ちは。

「試合が一番楽しいのもあるんですけど、試合に向けて頑張る、あるいはこの海外に来てからの日々とかも僕はすごく好きです。まだ、試合が終わったという感じもしていないですし、楽しかったというより、またフリーに向けてという気持ちの方が強いですね」

――ショートプログラムで好スタートを切った。フリーに向けて。

「ショートプログラムは、自分の中で難易度がすごく高いわけではないイメージなので、なんとか、乗り越えられたかなと思います。フリーに関しては、練習でできていないことの方が多いので、あまり高望みはせず、悔いの残らないようにしたいと思います」