専門家に聞いた!結婚式に出席する男性、服装はどうしたらいい?

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結婚式に出席するにあたり、来ていく服装に困った経験はないだろうか。そう何着も正装を持っていない若い会社員の男性なら、リクルートスーツで出向いてしまうこともありそうだ。また、「柄が入ったスーツでもよいのか?」「ネクタイは模様が入っていてもよいのか?」など、疑問に思うことも少なくないだろう。「教えて!goo」にも「男性の結婚式の服装選びについて」という質問が寄せられていた。新郎より目立たないようにすることはなんとなく知っていても、細かい線引きはよく分からないという人も多いはず。そこで今回は結婚式に出席する男性の服装について、マナー講師である佐野昭子さんに聞いてみた。

■基本はブラックスーツ

結婚式における男性の基本の服装はどのようなものなのだろうか。

「基本は無地のブラックスーツです。スピーチをする場合や格式の高い式では、グレーのベストを着用します。ワイシャツは白のレギュラーカラーです。カフスはシングルでもダブルでもOKですが、スピーチをするときには、手首周りのお洒落感がアップするので、ダブルがお勧めです。昼間の式では白やシルバー系のものを使用します。靴は、黒のひも靴で内羽根式のもの(ストレートチップまたはプレーントゥ)がよいですね」(佐野さん)

ベースはやはりシンプルな無地のブラックスーツがよいようだ。カフスもゴールドなどを身に着けたいときは、時間帯に気を付けたい。では、ネクタイ、ハンカチはどのようなものがよいだろうか。

「ネクタイは、ホワイトグレーまたはシルバー系の縞模様がよいでしょう。ポケットチーフはネクタイに合わせた統一感のあるもの、パリッとしたリネン素材かシルク素材のものをスリーピークスまたはTVホールドに折ってポケットに差し込みます」(佐野さん)

TVホールドは四角形のハンカチが少し見える折り方で、ビジネスシーンでも使用可とのこと。スリーピークスは山が3つ見えるように折るもので、華やかなフォーマル向けとなるので、上手に使い分けたいところである。

■華美にしないことが原則

結婚式で招かれた場合、新郎より目立たないことが前提となるが、柄が入ったスーツやネクタイの使用はアリなのだろうか。引き続き佐野さんにお伺いした。

「ブラックスーツに、縞模様やシャドーが入っていると、普段使いのビジネススーツになってしまいます。非日常のイベントなので、特別感を出すことが大事です。夜に行われる大きな宴席では、夜の正装であるタキシードも着用可ではありますが、新郎がタキシードを着用することが多いので、あまりお勧めはしません」(佐野さん)

普段とは違う祝いの場なので特別感は出すものの、新郎より目立たない服装がよいとのことである。ネクタイやアクセサリーを身につける際の細かい注意点も伺った。

「ボタンダウンやショートカラーのワイシャツもNGです。黒いワイシャツに白いネクタイは、品が悪く見えるのでこれもNGですね。ネクタイの柄物もあまりおすすめはしません。特に動物柄は殺生をイメージさせるためNGです。アクセサリーはカフスボタン、ネクタイピン以外は不可、ピアスは論外です」(佐野さん)

柄物はNG、動物の柄は特によくないというところは盲点かもしれない。ピアスや黒いワイシャツなどの品が悪く見える装いも注意する必要がある。結婚式の主役はあくまで新郎新婦。招かれた立場をよく理解した上で、特別感のある服装を心がけるとよいだろう。

●専門家プロフィール:佐野昭子
日本航空客室乗務員、JALアカデミー研修講師などを経て、人材育成研修会社「プリサージュ」を設立。政府機関から一般企業までさまざまな研修を担当し、TBS「Nスタ」など多数メディアにも出演している。著書に「選ばれる人の気遣い」がある。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)