中国で自動車のナンバープレートを目的にした偽装結婚が流行している。資料写真。

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2017年9月14日、中国で自動車のナンバープレートを目的にした偽装結婚が流行している。環球時報が伝えた。

米月刊誌アトランティックは10月号に「中国で『ナンパープレート婚』が流行している」とする文章を掲載。「結婚するのは愛のため、はたまたお金のためか。北京ではナンバープレートのために結婚する人がいる。北京市では飽和状態の自動車台数を制限するため、抽選方式により新車のナンバープレート発行数を減らしている。今年6月には、280万人あまりが抽選に参加し、倍率が過去最高の843倍に達した。北京に1年以上住んでいるドライバーならだれでも抽選に参加できる公平なシステムだが、そこには巨大な抜け穴がある」とした。

記事によると、ナンバープレートの個人売買は禁止されているが、夫婦間での譲渡は認められており、この「抜け穴」を利用した偽装結婚が同市で後を絶たないのだという。ネット上の掲示板やチャットルームでは「パートナー」を募集するナンバープレート所有者を見かけることができ、その価格はだいたい9万元(約152万円)ぐらいとのこと。小型の乗用車が買えてしまう値段だが、「888」など縁起のいい人気ナンバーになるとさらに価格が15万元(約253万円)にまで跳ね上がるようだ。

このような現象が起きているのは、北京だけではない。記事は「上海では不動産購入を巡って似たような状況が発生している。これは、ルールを作る役人とそれを全力で避けようとする市民の間で繰り広げられる休みなきいたちごっこであるとともに、中国社会における結婚観が極めて実用的なものに変わりつつあることを示す現象だ」としている。

そして「数十年に渡る一人っ子政策、男子重視の観念により、若い男性が女性より多くなってしまった中国では、家と車が結婚するための前提条件とみなされる。男性たちは結婚のために家と車を持つ前に、ニセモノの妻をめとらなければいけないという奇妙な難題を抱えているようだ」と伝えた。(翻訳・編集/川尻)