サッカーAFCチャンピオンズリーグ、決勝トーナメント1回戦第2戦、江蘇蘇寧対上海上港。ベンチに座る上海上港のアンドレ・ビラス・ボアス監督(2017年5月31日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】アジアサッカー連盟(AFC)は14日、中国スーパーリーグ(1部)の上海上港(Shanghai SIPG)を率いるアンドレ・ビラス・ボアス(Andre Villas-Boas)監督に対し懲戒処分を検討していると明かした。AFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2017)の準々決勝で上海上港は、広州恒大(Guangzhou Evergrande)との激闘を制して勝ち上がったが、ビラス・ボアス監督は試合後に広州恒大やAFCを非難していた。

 イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)やトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)で指揮を執ったビラス・ボアス監督は、試合後の会見でAFCと審判を強く非難し、広州が汚い小細工を使ったと訴えている。

 ビラス・ボアス監督は、12日にアウェーで行われた準々決勝第2戦でチームバスのスタジアム到着が遅れる原因になった一連の交通事故は、広州が仕組んだものだと主張している。

 第1戦に上海が4-0で大勝して迎えた一戦は、広州が奇跡の逆転突破を果たす寸前までいったものの、上海が2戦合計5-5で迎えたPK戦を制し、クラブ史上初の4強入りを果たした。

 AFCは声明で「上海上港の監督が行った試合後の記者会見でのコメントを受け、AFCの規律倫理コード50条第1項(試合の信頼性をおとしめる行為)に基づき、懲戒手続きを開始した」と発表している。

「この件はAFCの規律・倫理委員会の手に委ねられる。日程はのちに発表する」

 上海はPK戦を5-4で制し歴史をつくったが、試合後にビラス・ボアス監督は怒りをあらわにした。

「これは上海にとってかつてない快挙だ。なぜなら、ある一つのクラブがAFCを牛耳っているように見える中での出来事だからだ。このクラブは何でもやる。ホテルを閉鎖することも、われわれの目の前で交通事故を起こさせることも」

 上海のチームが会場へ向かう途中でバスから撮ったと思われる、インターネットに投稿された映像によると、市内の道路ではその日、同じ車が絡んだ交通渋滞が5回連続で起こったという。なお、広州はAFPからの接触を拒んでいる。

 ビラス・ボアス監督は第1戦で相手選手に対し処分を科さなかったAFCと、延長戦に入って上海の2選手に退場を宣告したイランのアリレザ・ファガニー(Alireza Faghani)主審にも怒りの矛先を向けている。

 ファガニー主審はPK戦でも、反スポーツマン的な行為があったとしてGKの顔駿凌(Junling Yan)にイエローカードを提示しており、上海は浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)との準決勝第1戦に守護神を欠いて臨むことになった。

 ビラス・ボアス監督は「恥だ、恥」と憤った。
【翻訳編集】AFPBB News