明洞は韓国の有名な観光地で一時は多くの中国人観光客でにぎわったが、中韓関係の悪化により中国人観光客が激減し、現地の商店の大打撃となっている。写真は明洞。

写真拡大

明洞は韓国の有名な観光地で一時は多くの中国人観光客でにぎわったが、中韓関係の悪化により中国人観光客が激減し、現地の商店の大打撃となっている。14日付で環球網が伝えた。

明洞は中国人観光客が必ずと言っていいほど足を運ぶ場所で、街には中国語の看板や文字があふれていた。ところが、「明洞は危機に陥っており、街からは中国語が消え賃貸料を払えず店じまいする人が相次いでいる」と韓国メディアが報じている。

報道によると、今年3月ころから明洞では中国人観光客の姿を見つけることが難しくなり、かつては至る所に停まっていた観光バスの姿もない。明洞でレストランを経営している男性は、「私は賃貸契約の期限が来ていないだけで、早ければ来年にも店じまいする可能性がある」と話し、服飾店を15年経営している店主は、「中国人観光客が来なくなってから、店の収益は70%も下がった。景気が良かったころは従業員を10人雇っていたが、今は1人だけだ。今店に来る中国人観光客は両手で数えられるほどに少ない」と現状を語った。

中国人観光客に人気だった化粧品店も同様の現象が起きており、5年前から化粧品店を経営している店主は「中国人観光客は半減した。好転する兆しもない。日本人観光客は増えているが、消費額は中国人観光客と比べられない」と説明している。

多くのお金を落として行く中国人観光客の激減により、店舗の賃貸料を支払えない現象も発生している。明洞の不動産屋は、「多くの店主は明洞から撤退したいと考えているが、賃貸契約の期間が満了していないため歯を食いしばって耐えている。高高度防衛ミサイル(THAAD)配備の影響もあり、先行きに悲観的な見方が多い」と述べた。

このほか、「中国人観光客だけじゃない。他国の観光客でも明洞離れの傾向がある。観光客を引き付ける新たな観光資源を開拓する必要がある」との声も聞かれている。ところが、中国人観光客に的を絞って営業していた店からは、「中国人観光客を受け入れるために、従業員を増やし中国語の勉強も行った。いまさら別の方法で現状を打開しようにも全く方向が見えない」と困惑している。(翻訳・編集/内山)