【ソウル=中島健太郎】韓国の文在寅ムンジェイン大統領は14日、米CNNテレビのインタビューで、在韓米軍への戦術核兵器の再配備や韓国の核武装に反対する考えを示した。

 北朝鮮の相次ぐ挑発を受け、韓国内では1990年代に撤去された在韓米軍の戦術核の再配備を求める声があるが、文氏は必要性を明確に否定した。

 文氏は「北朝鮮の核に対し、我々が独自の核開発をするべきだとか、(在韓米軍に)戦術核を配備するべきだという考えには同意しない」と述べた。「北朝鮮の核に、我々も核で向かい合うという姿勢で対応すれば、南北間での平和の維持が難しくなり、北東アジア全体で核競争を触発する」と説明した。

 韓国国内では、保守系野党が戦術核の再配備を求めており、政府内でも宋永武ソンヨンム国防相が4日に国会で戦術核再配備を「検討しなければならない」と発言した。