瀬戸内海を周遊する“浮かぶ高級旅館”として建造されていた豪華客船「gunt●(ガンツウ)」が完成し、クルージングの拠点となる尾道市浦崎町のベラビスタマリーナで14日、船内の設備などが報道各社に公開された。

 15日から試運転などの準備を進め、10月17日に就航する。

 ガンツウ(総トン数3200トン)の客室は、広さ50〜90平方メートルのすべて海に面した4タイプのスイートのみ19室で、乗客は“満員”でも38人。客室をはじめラウンジやダイニングルーム、サウナ付き大浴場など乗客用のスペースは、ほとんどが木材を使った和風の内装で統一されている。

 ベラビスタマリーナを発着する1泊2日〜3泊4日の日程で、瀬戸内海の景色や食べ物、釣り体験などを楽しむゆったりしたクルーズに就航する。1室あたりの料金は2人利用の場合で1泊40万〜100万円。

 ガンツウを運航する「せとうちクルーズ」の城暁男社長は「外洋を航海するリゾートホテルのようなクルーズ船ではなく、和のテイストで瀬戸内の魅力を満喫することをコンセプトにした客船はこの船が初めて。より多くの人に知ってもらえるよう情報を発信していきたい」と話した。ガンツウのクルーズは、東京・日比谷の帝国ホテル本館に設けられた「ガンツウギャラリー」で販売されている。

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