■世界に魅せる匠の技と心 

 郷愁を誘う風景を緻密に描いた日本画家、不染鉄(ふせんてつ)を紹介する特別展「没後40年 幻の画家 不染鉄」にあわせた連携展示「世界に魅せる匠の技と心 奈良と飛騨高山の極人(きわめびと)」が、奈良市の県立美術館1階ギャラリーで開かれている。

 特別展と同じ11月5日まで。

 安堵町と黒滝村、岐阜県高山市が開催している。古代の奈良では高度な技術を持つ「飛騨の匠」が都の造営に貢献。また、黒滝村は木工を支える吉野杉で知られ、安堵町出身の陶芸の巨匠、富本憲吉は一時期、高山市に滞在したという。

 会場では、富本憲吉の陶板などが数点展示され、資生堂の依頼で制作された一般初公開となる帯留めも。吉野杉の透かし彫りや製材品などが並ぶほか、飛騨の匠が古代から活躍したことがパネルを通じ紹介されている。

 「世界に魅せる匠の技と心」展は無料。特別展に関する問い合わせは県立美術館(電)0742・23・3968。