後半44分、最終ライン裏に抜け出すヘルタ・ベルリンFW原口元気

写真拡大

[9.14 ELグループリーグ第1節 ヘルタ0-0ビルバオ]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)が15日、開幕した。FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリン(ドイツ)はグループリーグ第1節で、ホームにビルバオ(スペイン)を迎え、0-0で引き分けた。ベンチ入りした原口は後半40分から1トップで途中出場し、欧州カップ戦デビューを果たしたが、終盤の決定機を生かすことはできず、無得点に終わった。

 ヘルタは決勝トーナメント進出を果たした2009-10シーズン以来、8季ぶりのEL本戦出場。直近のブンデスリーガ第3節・ブレーメン戦(△1-1)から先発6人を変更し、過密日程による疲労の蓄積を避けた。今季の公式戦全4試合で控えに回っている原口は、この日もベンチでキックオフのホイッスルを迎えた。

 先にチャンスをつくったのは、2011-12シーズンに準優勝を果たしたビルバオだった。前半2分、左サイドを抜け出したFWアリツ・アドゥリスが左足でシュートを打つも、今季初出場のGKトーマス・クラフトにはじき出される。同9分には、MFイケル・ムニアインがミドルシュートを放ったが、またもGKに横っ飛びでストップされた。

 ビルバオは前半17分にも決定機をつくる。自陣右サイドからMFミケル・ベスガが前線にロングボールを送ると、アドゥリスがアウトサイドで落とす。ボールを受けたムニアインが相手をかわして左足を振り抜いたが、ボールはわずかに枠を外れた。

 一方、やや守勢となっていたヘルタも、徐々にエンジンがかかり始める。前半アディショナルタイム、セットプレーの流れから相手のクリアボールが中途半端になったところで、MFウラディミル・ダリダがダイレクトボレー。シュートはわずかにクロスバーを越えたが、前半ラストプレーで攻撃の形を見せた。

 後半の立ち上がりはヘルタが次々とチャンスをつくった。後半3分、DFマービン・プラッテンハルトのシュートはGKイアゴ・エレリンにはじき出されたが、同8分にはMFミッチェル・バイザーのクロスにMFサロモン・カルーがボレー。同9分にも、FWベダド・イビシェビッチがゴール正面から鋭いシュートを放った。

 停滞感を打破したいビルバオは後半26分、MFラウール・ガルシアをトップ下に入れるが、ヘルタの優勢は変わらない。同30分、自陣でボールを奪ってカウンターで攻め込み、最後はカルーがドリブル突破からシュートを放ったが、絶妙なタイミングで飛び出したGKにストップされた。

 ヘルタは後半32分、1トップのイビシェビッチに代えて、今季リーグ戦で3試合3得点のMFマシュー・レッキーを投入し、さらに攻勢に出る。そして同40分、カルーに代わって原口元気が登場。4-2-3-1の最前線で、欧州カップ戦デビューを果たした。

 その原口に後半44分、大きなチャンスが訪れる。クラフトのゴールキックをレッキーが頭でフリックすると、相手の最終ライン裏に抜け出したのは原口。相手DFとの競走に勝って左足でシュートを放ったが、惜しくもDFにブロックされた。

 アディショナルタイムは3分。お互いにチャンスを狙ったが好機をつくることはできず、0-0のまま試合を終えた。ヘルタは27日に行われる第2節、アウェーでエステルスンド(スウェーデン)と対戦。ビルバオは同日、ホームでFCゾリャ・ルハーンシク(ウクライナ)と戦う。


●EL17-18特集

●海外組ガイド