15日午前3時の台風18号の位置と進路予想。

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非常に強い台風18号は、きょう15日(金)の5時現在、東シナ海をゆっくりと北上しているとみられます。海水温が30度近い、暖かい海域を進んでいるため勢力がさらに強まり、非常に強い勢力を維持したまま九州に接近・上陸する恐れが出てきました。
台風は早ければあすの夜遅くにも九州にかなり接近し、その後上陸する可能性が高まっています。ただ、台風が接近する前でも台風+前線という型は大雨に警戒が必要なパターンで、きょうは九州南部・奄美地方では非常に激しく降る見込みです。特に台風に向かう東風がぶつかる、山の東側斜面では局地的に雨量が多くなることがあります。台風の動きが遅く、同じ場所で長時間降り続く可能性があるので大雨に十分警戒して下さい。
台風が接近するあす以降は大雨だけでなく、トラックが横転したり電柱が倒れるような暴風が吹く恐れがあります。厳重な警戒と早めの対策が必要です。

(気象予報士・佐藤 俊和)