Photo by Victor1558(写真はイメージです)

写真拡大

 松村邦洋(50)が13日、東京都内で行われたライザップの新CM発表会見に80キロのスリムなスーツ姿で登場し、つめかけた報道陣をアッと驚かせた。 同社の説明によれば、松村は専属トレーナー監修の下で約8ヶ月で体重110キロから80キロとマイナス30キロのダイエットに成功し、体脂肪も41%から26.5%まで落ちたという。

 あまりの変貌ぶりに、SNSなどネットメディアでも「誰だよ?」「山田五郎? こぶ平(林家正蔵)?」「こんの松村じゃない!」と成果を褒め讃える声も多かった。だが、ある週刊誌記者は会見でも新CMでも松村が「脱がない」ことに注目し、ライザップのある「弱点」を指摘する。

「松村が脱がなかったのは”たるんだ皮”の問題です。急激な減量をすると皮下脂肪の減少に、皮の縮むスピードが付いていかなくなり、脱いだ時に皮がダブダブにたるんだ状態になる。松村はビフォーの映像で脱いでいるのに、アフターの映像ではスーツを着ています。おそらくは見苦しいほど皮が余っている状態で、イメージを考えたライザップが着衣での撮影にしたとも。せっかくヤセてもダブついた皮が残る醜さには視聴者もドン引きするでしょうから」

 たしかに、ライザップCMといえば印象的なBGMとともに肉体美を披露するのが恒例となっている。バラエティ番組で「パンツ一丁」が代名詞となっている松村が脱がないのは違和感があった。その裏にラスト3ヶ月で無茶な減量をしたのではないかと芸能プロ関係者は疑問を呈する。

「芸能界ではこれまでに香取慎吾(40)や岡村隆史(47)、赤井英和(57)らもライザップで減量に成功したが、松村はトレーナーが付いてるにもかかわらず1ヶ月経っても110キロのままでした。4月に安倍晋三首相主催の「桜を見る会」に現れた時も明らかに100キロ越えの様子。5月末には業界内で『スギちゃん(44)以来のライザップCMの黒歴史になり、無かったことにされる』と言われてた。それがラスト3ヶ月になり、代理店関係者が松村にプレッシャーをかけ、加速度的に成果をあげさせたようです」

 前出の編集者によれば「皮のたるみ」が出ない健康的なダイエットには、1ヶ月の減量は現体重の5%以内、トータルでも最低4〜6ヶ月かけなければならないという。ラスト3ヶ月で駆け足で減量したとしたら、皮は相当にたるんで見苦しい状態かもしれない。

「皮のたるみは半年〜1年で縮んでいくと言われているので松村は当分脱げないでしょう。しかし、本当に心配されるのは09年に心肺停止で倒れたこともある松村の体調です。ダイエット成果を見せるため、芸能人にオーバーペースで減量させているのだとしたら、いずれ問題視され兼ねません」(同編集者)

 松村はヤセるのは「健康のため」と言うが、無理な減量がむしろ健康に悪影響を及ぼさなければと心配になってしまうお披露目会見だった。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。