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この素っ気なさが逆にかっこいいです。

最近は大手メーカーも参入し始めている電動バイクですが、そのデザインは意外にも通常のガソリンモデルのバイクと変わらないことが多いですよね。でも米アトランタに在住する動物整形外科医のアラン・クロスさんが製作したモタード風の電動バイク『ExoDyne』は、最小限のフレームとモーター、バッテリー、シート、タイヤだけで構成された、超絶シンプルなスタイリング。こういう過激なスタイルの電動バイク、一度見てみたかったんですよね。

フレームにびっしりと埋め込まれたバッテリー群





スケルトンな本体フレームには48個のリチウムイオン・ポリマーバッテリーがズラリと並びます。バッテリー容量は合計で100V 32Ah。バッテリーの総重量が約22kgということなので、一般的なバイクのガソリンタンクを燃料で満タンにしたのと同じくらいの重さでしょうか。

走行性能は、最高速度が時速約97km、航続可能距離が32kmほどだそう。ガンガン飛ばすというよりも、小気味良い機動を楽しむ乗り方が似合いそうです。

モーターは後輪に内蔵です





後輪部分には11kW(最大出力30kW)のEnerTrac製ハブモーターを搭載。モーター特有の高トルクと、またギアボックスを必要としない高効率な走行が楽しめるとされています。ガソリンエンジンだとピークパワーが発揮できるのは限られた回転数ですが、モーターはスイッチを入れれば常に最大トルクを引き出せるので、機敏な動作が要求されるモタードのようなスタイルにはぴったりな選択肢ですね。

スズキ愛が感じられるパーツ選び





フロントフォークは2005年モデルのスズキ製『RMZ 250』のものを、ヘッドストックとスイングアームは同じくスズキ製の『RM 125』のものを流用。フロントブレーキはブレンボ製、リアブレーキはスズキ製となっています。またシンプルな構成のおかげか、空車重量は約110kgと非常に軽量に仕上がっています。



Silodromeによれば、『ExoDyne』の製作には9ヶ月の期間が必要だったそうです。それでもこんなに遊べそうな電動モタードバイクを個人で製作してしまうなんてスゴイですね。

文/塚本直樹

関連サイト



『ExoDyne』Silodromeによる紹介ページ(英語)