犬にとっての留守番

日常生活をしていく上で、仕事だったり、病院だったりその他犬を連れていけない用事がいろいろあると思います。

『いい子にしててね』
『○○時には帰ってくるからね』
『お留守番よろしくね』

など愛犬に声をかけていく飼い主さんも多いと思います。ですが、犬からしてみたら、飼い主さんが声をかけてくれていることはわかりますが、その言葉の意味までは理解できません。

その『音』がしたときには、「自分は置いていかれる」と学習します。

また、犬は飼い主さんの動向をよくうかがっているので、着替えたり、お化粧したりなどの身支度を始めると、そわそわしたり、やたら吠えたり、へこんでしまったりという行動を取ります。自分が置いていかれると日常生活から、犬が学習したものです。

犬はお留守番が苦手?

犬は元々、群れで生活している生き物なので、本来一匹でいることは好みません。
つまり留守番はそもそも得意ではないのです。ですが、人間と生活していく上で、人間の生活にある程度合わせて生活しなくてはなりません。

寂しいけど我慢してお留守番しているのです。
そんなけなげな愛犬のために、少しでも寂しくないようにしてあげたいですね。

方法1.寝かせておく

仕事とかの忙しい時は難しいですが、出かける前に十分に時間がある場合は、たっぷり遊んで走らせて疲れさせましょう。
そして、夕飯の時間に近い時間に出かけるのであれば、ご飯をあげてから出かけましょう。たっぷり遊んで疲れて、お腹もいっぱいでいつものベッドがあれば、割と大人しくぐっすり眠っていてくれるものです。

方法2.おやつで気を紛らわせる

これは出かける時の一時的なものでしかないですが、気を紛らわせることは可能です。
ですが、ビスケットやボーロ等のように、すぐになく無くなってしまうものですと、あげた瞬間食べて無くなってしまいますので、意味がありません。

時間をかけて食べれるおやつ

時間をかけてじっくり味わえるおやつがいいでしょう。好き嫌いなど好みがあるとは思いますが、コングなどのおもちゃに入れておく、スプレー式のレバーペーストのようなものがあります。

また、薫製した大きめの硬い骨などでもいいでしょう。注意したいのが、おやつの誤嚥です。ラブラドールレトリーバーやビーグル、ドーベルマンなど食に対して貪欲な犬には向かないので注意が必要です。

方法3.気配をさせる

どこかで人の気配をさせるのも効果があります。誰かが潜んでおくのではなく、ラジオをかけっぱなしにしておいてあげます。
ラジオは常に人の声がしますので、人がいると犬が勘違いしてくれるので、効果があります。
設置場所は犬の手が届かない、かつ音声が主に犬のいる場所に聞こえるような所にします。

方法4.多頭飼い

犬は群れで生活する生き物なので、仲間がいれば寂しさはまぎれます。

ですが、当初からずっと一緒にいる犬でしたらいいのですが、ペットショップにいた子等は、社会化期途中で親兄弟から引き離され、一匹で入れられていた子もいます。

そして、買われた先でも基本的に一匹なので、犬同士のコミュニケーションができない犬が多いです。そこに、新参者の仔犬をいれると、徹底的に無視をするか場合によっては攻撃的になってしまうことがあります。

また、そのようなことがなくても人間は新しい小さい仔犬に目が行きがちになり、先住犬をないがしろにしがちです。そうなると仲良くお留守番なんてできなくなってしまいます。

犬同士のコミュニケーションが問題ない犬であっても、多頭飼育というのは何かと入り用になります。かかる費用も倍になります。(楽しさは倍以上ですが。)同居家族全員の同意も必要になりますので、そのような犬同士のコミュニケーションがとれる犬を飼っていて、経済的にも問題がない場合お勧めできます。

出かけるときの注意点

出かける時に、愛犬に挨拶して出かける方が多いと思います。ですが、これは犬にとっては良くありません。前に書いたとおり、その言葉がしたら自分は置いていかれると考え、吠えたり、そわそわしたり、うなだれたりなどの行動を強化してしまうからです。

では、どうすればよいか。
静かにしれっとして出かけてください。犬に声をかける必要はありません。
どうしても声をかけたかったら、心の中でお願いします。これは短時間のお留守番のごみ捨てでも同じです。

帰宅時の注意点

仕事やその他外出から戻ると、愛犬は玄関を開けた瞬間から熱烈に歓迎してくれることが多いと思います。置いていった罪悪感と、無邪気に喜んでいる愛犬の姿で荷物を置くのもままならず、愛犬を抱き上げたり、なでたり、声をかけたりすると思います。

実はこれも留守番の寂しさを強化する行動になるのです。
飼い主が帰ってきた時、犬は興奮状態になります。

『○○ちゃん、いい子にしてた?』
『ただいま。寂しかったね。』

など飼い主としては一トーン高い声で、愛犬に話しかけると思います。高い声を聞いて、犬はますます興奮します。
そうすると、飼い主が帰ってきたら大興奮する犬が出来上がってしまいます。

帰宅したら犬を無視する

帰宅したらまず、犬を無視して部屋着に着替え、荷物を片付け自分の用事を先に済ませて下さい。
そのころには犬も興奮がトーンダウンしているので、落ち着いたら興奮させないように低い声で声をかけながら、ゆっくり撫でてあげましょう。
そうすることによって、落ち着いていれば飼い主が撫でてくれるというように学習してくれます。

まとめ

いかがでしたか。犬は案外一人になるのが苦手なので、可能な限り一緒に出かけてあげましょう。それが難しく、留守番させる時はなるべく寂しくないように配慮してあげてくださいね