1997年9月14日に放送されたテレビ東京系の人気バラエティー番組「ASAYAN」にてプロデューサーつんく♂から”モーニング娘。”というユニット名が正式に発表されて以来、2017年9月14日で”モーニング娘。”は20歳を迎えた。

結成以来、メンバーの加入と卒業を繰り返してきたモーニング娘。、今年6月に14期となる新メンバー森戸知沙希が加入。結成から20年となる今日までに在籍したメンバーは総勢41名を数える。現在は”モーニング娘。’17”として14名体制で活動中、9月23日からは単独コンサートツアーがスタートし、その勢いは衰えず、ガールズグループとしては異例の長さを誇っている。

14日当日には「モーニング娘。結成20周年記念イベント〜21年目もがんばっていきまっしょい!〜」と題し、ファン感謝イベントを東京新木場・STUDIO COASTで開催した。

ライブにはOGメンバーを代表して道重さゆみと田中れいなもサプライズ登場し、会場は怒涛の大盛り上がりとなったが、ライブ前に行われた囲み取材にも2人が同席し、記者の質問に答えた。

まず9代目リーダーを務める譜久村聖から「今日は初めてファンの方に投票していただいて人気だった曲を披露するというイベントになっていて、投票で(歌う楽曲を)決めるのは初めてなので、すごくどきどきしましたが、振付しているときも楽しかったです。今回のイベントをさせていただくにあたり、スタッフさんがたくさん協力してくださって、愛されているんだなってあらためて感じました。」と感謝の言葉を述べた。

OG道重は「リハーサルを観させていただいて、新メンバーの森戸ちゃんが、入ったばっかりなのに、ダンスも付いて行けていて、観ててこれは並大抵の努力ではないなと思って、涙が出るくらいでした。あと、ビジュアルも良いので顔(偏差値)平均が上がったなって思いました」と絶賛。「道重さんがこの中にいたら一番じゃないのでは?」とツッコまれたが、「うーん、若いが故の良さもあるんですけど、ギリ一番かな(笑)。でも牧野真莉愛ちゃんとかも、どんどん可愛くなって急成長しているので、今入るとしたら焦りますね」とさすがの余裕発言。それを受けて感激の涙を流した牧野。「もうほんとに可愛くって。道重さんと田中さんといっしょにステージに立つなんて絶対ないって思ってたので、夢が叶って嬉しいです」と感激が止まらない。「もう真莉愛ちゃん、見た目だけでなくて中見も可愛い!」と道重も感激していた。

田中は「私が活動しているときに被っているメンバーが少なくなりましたが、今もツアーやるたびに見に行くんですよ。私もモーニング娘。大好きで入ったので、その時の気持ちがよみがえるんですね。今日もゲネ(通しリハーサル)を見ていて、やっぱりキラキラしていて素敵だなあって思いました」と今も変わらない”モーニング娘。愛”を語った。

「20年を迎えた記念にやってみたいこと?」と問われると、佐藤優樹が「今までモーニング娘。に在籍した方々41人全員とコンサートがしたいです」と提言。「どこで?」との質問には間髪を入れず「中野サンプラザで4回はやりたい」と答え、周囲を笑わせた。

譜久村は今日の20周年イベントにあたり、つんく♂からメッセージを受けたことを明らかにし、「今の曲も昔の曲も、現役メンバーがいるから歌い継ぐことができるし、ファンの人も楽しい。明日のイベント頑張れ」と返信があったそうだ。20年続くガールズグループは本当に稀な事例だが、ここまで続いた要因について道重は「やっぱり20年のうち、12年私がいたことですかね」とにっこり。会見場からは自然に拍手が起こった。

最後に現メンバーからひとりずつ意気込みが語られ、リーダーとして譜久村は「20周年という節目の時期にモーニング娘。にいられることがとても嬉しいです。モーニング娘。を好きな気持ちは歴代のメンバーの中でも負けないと思うので、過去を超えて行けるように”モーニング娘。’17”、頑張っていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします!」とメッセージを贈った。これから30年、40年に向け、まだまだ進化する”モーニング娘。”に注目していきたい。