今季2度目のトップ10スタートを切った近藤(撮影:上山敬太)

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<ANAオープンゴルフトーナメント 初日◇14日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(7,063ヤード・パー72)>
2000年にプロ転向、翌01年から今季までシードを守り、通算6勝を挙げている実力者、近藤共弘。今季は11試合に出場し予選通過は4回。賞金ランクは83位と低迷しているが、この日は6バーディ・3ボギーの”69”をマーク。首位と4打差の3アンダー9位タイと今季2度目のトップ10スタートを切った。
7番ティで近藤共弘を見舞った“珍事”とは…!?
低迷のきっかけはケガによるところが大きい。2月に腰を痛め、7月まで痛み止めを飲みながらプレーすることに。十分な練習もできず、体力が落ちたのを補うため7月にシャフトを10〜15グラムを軽くした。しかし、シャフトを軽くした影響でリキミを生んだのか、今度は首にも痛みが走るようになってしまった。
「ケガはこれまでもあったけど、ここまで長引くのは初めて」。プロになって18年、ここまでプレーへの影響が出るケガは初めてだという。地道な治療の結果、痛みはほぼなくなり、今週からシャフトも元に戻した。身体もスイングも復調傾向でこの日のゴルフにつなげた。
ケガも辛かったが、メンタル面でもダメージを負った。「頭は若いまま。こんなはずではない、という思いが続いてしまう。イライラしたり、ヘコんだり。もっと現状を理解しなければいけないのは分かっているんだけど…」。今年の6月に40歳を迎えた。先輩プロの深堀圭一郎らから40歳が身体の曲がり角なのは聞いていたが、「自分は大丈夫だと思っていた」だけに、ショックも大きかった。
この日はようやく自分の思うようなショットも出たが、「まだ怖さがある」とケガの再発を恐れる気持ちがプレーの邪魔をしたという。誰にでもくる、年齢による身体の衰え。その中でもこの日のようなプレーで「自信を積み重ねて、自分のできることをやるしかない」。ケガと上手く付き合うことも、長年戦う上での必須事項。苦しみながら、この日ようやくわずかな光が射してきた。身体がこんな状況でも近藤が戦う理由は、職業としてだけでなく、「ゴルフが好きだから」。再び思うようなプレーができる日まで、もがきながら戦い続ける。
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