探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情をご紹介。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から解説します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントはどこなのかも紹介。

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今回の依頼者様は、奥様の浮気に悩み続けている、食品関連会社を経営している山田義孝さん(仮名・35歳)。私達のカウンセリングルームには、お母様と一緒にお見えになりました。予約の電話もこのお母様がかけてきてくださって、「ウチの嫁が男好きでどうしようもないんだよ。とっとと離婚させたいんだけど、バカ息子がグズグズしててさ。ちょっと山村さんの力でなんとかしてよ」と歯切れよくおっしゃっていました。

カウンセリングルームに現れるまでは、マザコン風の男性が来るかと思いきや、細マッチョのちょいワル風イケメンでした。ニットキャップに馬蹄モチーフがプリントされた有名シルバーブランドのTシャツに、ダメージジーンズを合わせ、財布にはゴツめのチェーンがついており、腰のあたりで揺れています。ブーツは臙脂色の有名アメリカブランドのものでした。

お母様は茶髪のシャギーヘアに迷彩柄のジャージの上下を着ていて、フランスの家紋柄の白いボストンバッグを持っていました。昭和時代の“スケ番”といった雰囲気で、スリムな体型なのですが、どっしりと落ち着いた雰囲気。それに比べると、依頼者・義孝さんはオロオロしているように見えてしまいます。2人とも顔がそっくりで、目が切れ長で鼻が太く、唇が薄いクール系の顔立ちです。

「3年前に息子と結婚したウチの嫁が、男好きで。この子が海外出張に行っているスキに、他の男を家に連れ込むなどやりたい放題なんですよ。私の友だちも“あんたの家のお嫁ちゃん、酔っぱらって男にしなだれかかってたわよ”なんて言っているし。もうそんな話を聞いたら、これから孫が生まれても、誰の子かどうかわからない。そんなの私はイヤだから、息子夫婦を別れさせたいんです。嫁は30歳だから、すぐに妊娠するはず」

お母様は、禁煙のプレートが見えないのか、タバコをプカプカ吸いながら、勢いよくキッパリおっしゃいました。息子・義孝さんが何も言えずにもじもじしていると、「アンタ、山村さんにハッキリ伝えなさい!」とピシャリ。結局、話はまとまらず、折を見て調査に入ることでその日のカウンセリングは終了。

夜に義孝さんから電話がかかってきて、把握している限りの奥様の浮気について教えてくださいました。

「母にバレると怖いので、電話で失礼します。妻とは5年前に知り合い、3年前に結婚しました。出会いのきっかけは、地元でパン屋さんのバイトをしていた妻に一目ボレをしてしまったこと。必死で口説き落としたんです。交際時から妻はワガママで自分勝手なのですが、そういうところも最初は可愛く思っていました。でも、今となっては外見だけで結婚してしまったことを、後悔しています。両親や友人も離婚をすすめるし」

かつては家計を使い込み、浮気相手に使ったことも……

義孝さんが知っているだけで、浮気は3回あったとか。

「1回目は派遣社員として勤めた先の上司とダブル不倫。妻はこの上司とのデート代を夫婦の貯金を切り崩して捻出し、100万円使っていました。これがバレたのは、上司と付き合いながら、23歳の新卒社員にも手を出していたこと。上司と新卒社員が妻を巡って修羅場になり、妻はクビに。2回目は近所のファミレスで知り合った、大学生のアルバイトの男の子。料理を作って彼のアパートにいそいそと行っているところを見かけました。3回目は今の相手です。これが誰だかわからないのですが、妻は外で人に会うより、家で会うほうが好きなようで、私が浮気現場に踏み込もうと尾行したことが何度もあるのですが、そのたびにバレて“ついてくんじゃねーよ”と怒鳴られてしまいました」

尾行された経験がある人は、追跡者がいないか警戒することを義孝さんに伝えました。

「でも調査をお願いします。このままでは、妻が浮気しているかどうかをうやむやにしたままにしていると、近い将来、私自身が自分か他人かわからない子供を育てていそうで怖いんです。あいつなら、他人の子供を俺の子だといって、堂々と育てそうなんです。あいつのことは好きですが、証拠があればあきらめもつきます。明日にでも始めてください」

生まれた子供が自分の子かどうか確信が持てない……相談中にこぼす男性の依頼者も少なくない。

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

依頼者・義孝さんのお母様の怒りが炸裂!探偵のアドバイスに従い、不倫妻にしかけた罠とは……〜その2〜に続きます。