オーストリア首相と外相、欧州委員長のユーロ圏拡大構想に反対

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[ウィーン 14日 ロイター] - オーストリアのケルン首相とクルツ外相は14日、ユンケル欧州委員長が施政方針演説で示したユーロ圏と、域内の自由移動を認めるシェンゲン協定適用地域の拡大構想に否定的な見解を示した。

ユンケル委員長は13日、2019年以降の欧州連合(EU)の構想として、30カ国あまりがユーロ圏に加わり、EU財務相が危機に陥った国に対応できるよう主要予算を管理する方針を打ち出した。

フランスやドイツ、東部地域の関係者は演説に前向きな姿勢を示している。

ケルン首相はラジオで、税や雇用、政府債務に関する問題の克服なしに、ユーロ圏や国境検査なしで行き来できるシェンゲン圏を拡大することは意味がないと指摘した。

クルツ外相も、EUの財政基準を満たさない国の例としてギリシャを挙げ、ユーロとシェンゲン圏は基準を満たすことが前提との考えを示した。

ケルン首相は社会民主党、クルツ外相は国民党の党首。オーストリアでは10月15日に総選挙が実施される。