みなさんはどんな時にネイルサロンに行きますか?

近いうちに大事なイベントがあるから。気分を変えたいから。もうずっと定期的に通っているから……。ひと月も経てばまた別のデザインに変えてしまう儚いものだけど、みんなそれぞれにネイルにはこだわりがありますよね。

洗練されたデザインがオトナ女子に人気のメリーランドネイル 日吉の小林佳乃さんにネイルアートを施していただきながら、みなさんにネイルをめぐるいろいろを聞いていきます。今日のお客さんはトレンダーズでアカウントプランナーとして活躍する飯田安紗美(いいだ・あさみ)さん。年間MVPを獲得した営業のプロである彼女の、指先に隠されたものとは?

ネイルがコミュニケーションツール

--新卒で入社して、5年目を迎える今年の4月に全社の年間MVPを獲得したという、飯田さん。「どんなに忙しく働いていても、ネイルは欠かせない」そうですね。

飯田安紗美さん(以下、飯田):はい。私にとってネイルは、“お守り”です。指先はいつも目に入るし、ちゃんとキレイにしていると疲れても「よし、頑張ろう」って思えるんです。

--いつからネイルをしているんですか?

飯田:大学生の頃からですね。新卒で入社する時には、会社のロゴを入れたネイルにしたんです。「面白いデザインだね」って先輩や同期が注目してくれました。

あとひと押しの時にも…

--それは確かに、気になって声をかけたくなりますね。

飯田:いい会話のきっかけになりますよ。営業のクロージングやイベント開催前などの“勝負の時”は、クライアントをイメージしたデザインにします。ブルーベリーの商材の時は華やかなパープルのネイルにしていきました。

--自分の好みだけじゃなくて、相手のことも考えているわけですね。その時の取引先の反応は?

飯田:すごく喜んでくれました。「そんなに思ってくれているんだね」って。あと一歩の時に、相手に思いを伝えるツールとして指先は頼りになりますよ。自分自身にも気合が入りますしね。

指先に野心を♡

--ほかにもこだわりがあれば教えてください。

飯田:次の1か月への思いを込めるようにしています。今回は、「自分をもっと新しくしたい」というテーマで、白地にカラフルな色をのせました。新しい可能性が生まれそうなデザインですよね。

--新しい自分、ですか?

飯田:はい。4月にMVPを受賞して、初めて全社の中で1番になりました。その時に、次に見る世界をどうしたいか考えたんです。1番になって満足しても、それはあくまで会社の中でのこと。外の世界はもっと広くて、もっとすごい人たちがいますよね。だから、次のステージを目指したいなって思ったんです。

--たとえばどんなステージですか?

飯田:きっかけコンサルタントとしての活動にも力を入れたいです。女性の社会進出の拡大や、個人が本当にやりたいことを見つけて夢を追いかけられる社会を実現していくためのコーチングのような人材育成事業をしていきたいと思っています。このネイルのように真っ白な気持ちで、今後のキャリアにも挑戦したいです。

(聞き手:ウートピ編集部、写真:宇高尚弘/HEADS)