“プレミア最強FW”ケインのドルトムント戦2発に絶賛の嵐 「ラウールを思い出した」

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ベラミー氏がスペインの伝説的FWを引き合いに出し、2季連続プレミア得点王を評価

 トットナムのイングランド代表FWハリー・ケインは、現地時間13日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のドルトムント戦で決勝点を含む2ゴールを挙げ、3-1での勝利の立役者となった。

 現地メディアではケインをスペインの英雄に比較する声や、母国の名ストライカーを超えるだろうという賛辞が寄せられている。

 ケインは1-1で迎えた前半15分、左サイドから重戦車のような力強いドリブルでマーカーをなぎ倒しながら前進すると、ペナルティーエリア内左から強烈な左足のシュートで勝ち越し弾をゲット。さらに後半15分には、ゴール左寄りの位置でパスを受けて再び左足のシュートでゴールネットを揺らした。

 正確なシュートを武器にゴールを量産するストライカーに対して、現地メディアでも称賛の声が上がっている。

「ケインが最初にゴールを奪ったシーンは、ラウールのことを思い出したよ」

 こう語ったのは、リバプールやマンチェスター・シティでプレーした元ウェールズ代表FWクレイグ・ベラミー氏だ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」の番組に出演した同氏は、スペインの伝説的ストライカーのラウール・ゴンザレスを引き合いに出してケインを評している。

「彼は稲妻のように速いわけではないが、とても動きがクレバーで、どこにいるべきかをよく理解しているし、どんな状況でも50センチのスペースを作り出すことができる。ラウールは並外れているが、ケインも彼と似た特長を持っている。ラウールと同じタイプのフォワードだ」

シアラーの最多得点記録を更新できるか

 24歳のケインは、2015-16、16-17シーズンにそれぞれ25得点、29得点を決めて2年連続プレミアリーグ得点王を獲得。13年のトットナム移籍後だけで80ゴール(9月13日時点)を奪い、今や「イングランド最高の点取り屋」として、その評価を確立している。

 また、ベラミー氏は「この活躍を続けられれば、彼はアラン・シアラーのプレミアリーグゴール記録を脅かす唯一の存在になれる」とコメント。ブラックバーンやニューカッスルで活躍したシアラー氏は、プレミア歴代最多の260得点を決めてリーグの歴史にその名を残しているが、ケインにはこの記録を更新するだけのポテンシャルがあると太鼓判を押した。

 同じく解説者を務める元イングランド代表MFダニー・マーフィー氏も「ケインは強さとパワーを持っている。彼は周りの選手たちを圧倒し、競り合いをものともしない。足もとでボールを持つだけの選手でもない」と総合力の高さを絶賛。「彼がレスターでは10番の選手としてプレーしていたのを覚えているけど、彼はターンが上手く、パサーとしても悪くなかった」と、まだ19歳だったレスター所属時代(2012-13シーズン終盤に短期レンタル)から才能の片鱗を見せていたと語っている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images