【ニューヨーク=橋本潤也】国連安全保障理事会は13日、ミャンマーの少数民族ロヒンギャを巡る問題に関する協議を非公開で行った。

 議長国エチオピアのアレム国連大使は協議後、記者団に「安保理は現状に深い懸念を表明し、暴力の停止、市民の保護、難民問題の解決を求める」と語った。

 議長声明などの発表は見送られた。ミャンマー政府に近い中国が反対したとの見方が出ている。

 ミャンマー西部ラカイン州では8月下旬、ロヒンギャの過激派とみられる武装集団と同国治安部隊による戦闘が激化。ロヒンギャ人口の3分の1を超える38万人が隣国バングラデシュに逃れる事態に発展している。

 安保理会合は英国とスウェーデンが開催を要請。国連外交筋によると、中国は、難民化したロヒンギャの「ミャンマーに帰国する権利」を議長声明などで明文化することに反対したという。