マレーシア・クアラルンプールの宗教学校で火災 少なくとも24人死亡

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マレーシアの首都クアラルンプールにある宗教学校で14日早朝、火災が発生し少なくとも24人の死亡が確認された。

犠牲者たちは、窓に金属製の格子が取り付けられた部屋から逃げ遅れたとみられる。

クアラルンプール消防庁のヒルジン・ドラマン長官はAFP通信に対し、「国内では過去20年で最悪の火災の一つだと思う」と語った。

警察によると、火災が起きた学校「タフィーズ・ダルル・クラン・イティファキヤハ」では13〜17歳の男子生徒が学んでいた。

イスラム教の聖典コーランを学ぶタフィーズと呼ばれる学校では、生徒の多くが学校で生活している。

火災の通報があったのは現地時間午前5時40分(日本時間6時40分)ごろ。警察によると火は学校の寮から出たとみられる。

インターネット上で拡散されている火事の様子を撮影した写真や動画からは、生徒たちが寝ていた学校の2階全体が火に包まれていたのが分かる。

当局によると消防車が数分内に現場に到着し、火は1時間以内に消し止められたという。

寮の出入り口は一つのみで、警察は多くの犠牲者が逃げ遅れて死亡したとみている。

多くの生徒が病院に運ばれたもようで、一部は煙を吸って負傷したという。

ナジブ・ラザク首相はツイッターで、被災者に対するお見舞いを述べた。

連邦直轄領省のロガ・バラ・モハン副大臣はAFP通信に対し、「将来の災害を防げるように」、早急に捜査が進められるべきだと語った。「遺族にお悔やみを申し上げたい。多くの犠牲者を出しており首都で近年起きた火災で最悪なものの一つだ」。

マレーシア当局者の間では、規制が及んでいない宗教学校の安全対策への懸念が指摘されていた。

地元メディアによると、宗教学校で2015年以降、29件以上の火災が発生している。

(英語記事 Kuala Lumpur school fire kills students and teachers