北朝鮮のアジア太平洋平和委員会は13日、国連安全保障理事会の新たな制裁決議に反発する報道官声明を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。声明は日米韓を厳しい口調で非難している。

 声明は「米国の地を焦土化しよう。報復手段を総動員して我々の恨みを晴らそう」と主張した。日本には「日本列島上空を飛び越えたわれわれの大陸間弾道ミサイル(ICBM)を見ても正気を取り戻せない日本に断固たる気概を示さなければならない」と指摘。「日本列島4島を主体(チュチェ)の核爆弾で海に沈めなければならない」と強調した。

 また、韓国に対しても「同族の皮を被った米国の犬」と決めつけ、「強力な集中攻撃で親米逆賊集団を掃討しよう」と呼びかけた。国連安保理のことも「世界の平和と安全を無残に破壊する悪魔の道具だ」とののしった。「正義と道義、良心も捨てて制裁に挙手する国と、米国のドルに屈する国が集まった安保理は直ちに解体すべきだ」とした。

 そのうえで「制裁決議」採択は「われわれが信じるものは専ら自分の手に握った自衛的核戦力だけだ」と訴えた。

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 菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で、「極めて挑発的な内容で言語道断である。地域の緊張を著しく高めるもので断じて容認をすることは出来ない」と強く非難。「国際社会全体で北朝鮮に対し最大限の圧力をかけ、北朝鮮の政策を変えなければならない」と強調した。(ソウル=牧野愛博)