宇野昌磨【写真:Getty Images】

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ロンバルディア杯開幕前、“らしい言葉”で明かした胸中「頑張る時間も好き」

 フィギュアスケートのロンバルディア杯(イタリア)が14日(日本時間15日)に開幕する。昨季、世界選手権銀メダルを獲得した宇野昌磨(トヨタ自動車)は前日練習後、「やっぱり僕は試合が好き」と“らしい”言葉で今季初戦が待ち切れない思いを明かした。

 いよいよ19歳の運命の五輪シーズンが幕を開ける。

 大会前の練習を終えた宇野は「特に悪くなく、やりたいことはやれたかなと思います」と語った。初戦に選んだのはロンバルディア杯。「今できるベストをしたい。それ以外は何か目標とか意識はない。試合に向け、より良い演技をできるようにやってきて、今もどうやったら試合がうまくいくかなということだけを考えています」と自然体を強調した。

 今季はSPで新プログラム「冬」を使用する。「アイスショーでやってきたより必ず良くなっていると僕は思っている。まだまだ完成というわけではないけど、大事な初戦。今どのレベルにいるのか、どれくらいの完成度でプログラムを滑られているのか、試合の時にどんな心境で今年は滑ることができるのかを確認したい」とチェックポイントを挙げた。

 宇野といえば、注目が高まるのは4回転だ。「大変ですね」と漏らした19歳は、多種類の4回転を跳べるからこそ生まれる課題を明かした。

「やっと楽かな」は充実したオフの裏返し「やっぱり僕は試合というものが好き」

「種類が多いと、まずそのジャンプのウォーミングアップから入って、それからジャンプに……という感じでやっていくので、
すごく、練習時間が取られる。(試合前の練習は)6分間しかないし、試合の時もどうしていくか、たぶん1回つっかかったら、もう全部できないと思うので、今後の課題かなと思いました」

 宇野にとって初の五輪出場がかかるシーズン。開幕とともに緊張感が高まるのかと思いきや……。「久々の試合だけど、シーズンオフにすごくバタバタしていて、なんかシーズンオフって感じがしなかったし、初戦って感じがあんまりしない。ちょっと間隔空いたなって感じです」。裏を返せば、充実の期間を過ごしたということだろう。

「やっと楽かなって。シーズンオフの方が忙しかった。ちょっと、今から楽になるなって思ってます、勝手に」

 独特の表現で待ち切れない思いを明かした宇野。練習中にはリラックスした表情も見られた。「やっぱり僕は試合というものが好き。試合期間も、試合に向けて頑張る時間もすごく好きなので、すごく楽しく、充実した練習もできましたし、すごく楽しい練習ができたかなと思います」と胸を高鳴らし、今シーズンの第一歩を踏み出す。