イエメンの首都サヌアの病院で治療を受けるコレラ感染が疑われる子ども(2017年8月12日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】赤十字国際委員会(ICRC)は13日、内戦で悲惨な人道的状況下にあるイエメンでコレラの感染者数が年末までに85万人に達する恐れがあると警告した。

 イエメンではサウジアラビアが支援する政府と、首都サヌア(Sanaa)を掌握するイスラム教シーア派(Shiite)の反政府勢力との間で紛争が2年以上続いてインフラが崩壊。世界最悪レベルのコレラのまん延を招いている。

 ここ数か月、コレラ感染拡大の勢いはやや衰えているが、抑え込むまでにはほど遠い状態。

 国際赤十字のロベルト・マルディー二(Robert Mardini)中東支部長はAFPの取材に対し、「7月時点では年末までの感染者が60万人に達すると懸念していたが、現在すでに感染の疑いがあるのが64万7000人に上っている」と語った。

 その上で「最悪の場合、年末までに85万人に達する」と指摘し、感染拡大を「抑えられていない。封じ込められないでいる」と述べている。

 世界保健機関(WHO)は今週、イエメンでのコレラによる死者が2065人に達したと発表している。
【翻訳編集】AFPBB News