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今年も新米の季節がやってきた。それに合わせて最新の炊飯器が続々と登場している。では一番美味しいご飯が食べられるのは、どの炊飯器なのだろうか。今年の特徴は大手メーカーに加えて、新進気鋭の家電ベンチャーなどからも注目の炊飯器が登場していること。大人気の鍋ベースにした炊飯器や蒸気で炊く炊飯器も見逃せない。いち早く全ての炊飯器でご飯を炊いて、味、食感、そして使い勝手をテストしてみた!



アイリスオーヤマ

銘柄炊き IHジャー炊飯器 KRC-IB50

実勢価格:1万4800円

【SPEC】炊飯容量:1.0〜5.5合 食感設定:なし 最大消費電力:約1130W サイズ/質量:W268×D332×H223mm/約4.5kg

1万円台の価格ながら、IH加熱方式を採用したアイリスオーヤマの最上位モデル。底ヒーターとふたヒーターとによる上下IHヒーターにより、釜全体を包み込んで均一に加熱することが可能。内釜には蓄熱性の高い銅コートを施した、3.0mm厚の「極厚銅釜」を採用することで熱伝導性も高めている。ご飯の食感が選べる炊き分け機能は備えないものの、主要6銘柄(31銘柄32品種に対応)の炊き分け機能を搭載し、各銘柄の特徴を引き出して炊ける。また、煮込み調理や蒸し調理コースを用意しており、おかずづくりも楽しめる。

白米炊きたての美味しさ



銘柄指定を行わず、白米モードで炊飯。炊飯時間は約50分。圧力機能を搭載しないこともあり、しゃっきり感の強い炊き上がり。特に際立つポイントはないが、美味しく炊けた。





12時間保温後の変化



大きな問題がなかった炊き上がりに対して12時間の保温では大きな変化が見られた。黄色味も進み、保温臭も強く感じられた。また、乾燥も強い。12時間の保温には向かない。



早炊きモードの美味しさ



「白米・早炊き」にて炊飯。時間は40分かかった。通常モードとの差はあまりなく、食感、甘みともにほとんど違いを感じなかった。約10分の差だが、こちらを常用できる。





メンテナンス性



洗う必要があるのは蒸気口キャップと内ぶたの2つ、3点。内ぶたはフラットで洗いやすい。おかず調理などを行った時は、蒸しプレートも洗う必要がある。



操作性



外ぶたに配置した操作面は非常にシンプル。メニューボタンで炊飯するコースを選ぶだけ。銘柄指定する時は右側の「米銘柄」ボタンを押す。6銘柄以外の設定はマニュアルに記載されている。



デジタル&家電ライター コヤマタカヒロの評価



1万円台と考えたら十分な性能 保温は短時間がおすすめ

IHヒーターによる加熱機能を搭載しながら1万円台で購入できるのが魅力のモデル。炊きたてご飯の品質はこの価格に相応。炊きたてで食べるなら美味しくいただける。ただし、食感が違う炊き分け機能は搭載しないため、お米の銘柄を変えるか、水分量での調整が必要だ。なお、保温性能はあまりは高くなく、乾燥による劣化が強く出るため、6時間以内がおすすめ。高級機と比べると差はあるが価格を重視するなら選択肢に入れられるだろう。

コヤマタカヒロ/デジタル&家電ライター PCからAV機器、白物家電を専門分野として執筆活動を展開。モノ誌を中心に、Webニュースやオウンドメディアなどの多岐にわたる。米・食味鑑定士の資格も取得。

※『デジモノステーション』2017年10月号より抜粋