淡路島を舞台にした絵本を出版した桂文枝さん=13日、神戸市中央区

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 落語家の桂文枝さん(74)が創作した「淡路島創作落語三部作」を原作とする絵本3作が出版されたことを受け、文枝さんが13日、県庁で井戸敏三知事と面会し、出版報告と原版の目録を手渡した。

 文枝さんは「淡路島はおいしい食べ物があり、歴史や文化も豊かでいいところ。絵本を読んで、子供たちが島を誇りに思ってもらえたらうれしい」と話した。

 淡路島名誉大使の文枝さんは、平成26年4月〜27年5月に「淡路島創作落語三部作」を発表。子供たちに淡路島の風土や食べ物の魅力を伝えようと、創作落語を題材に絵本作家たちとコラボして絵本にした。

 絵本は「桂文枝の淡路島らくご絵本」シリーズで、島根県出雲地方から神様の助っ人が淡路島を訪れる「神さまのさがしもの」、七福神の子供時代を描いた「恋の七福神」、淡路島産のタマネギ・ターザンと他地域の野菜が題材の「たまねぎの王者ターザン」の3冊。淡路島の子供たちが落語に触れる機会をと、島内の学校や図書館に絵本を寄贈するという。

 絵本は1冊1200円(税抜き)で計3千部が出版された。文枝さんは「淡路島は『くにうみの島』で、多くの伝説が残っていることを子供たちに知ってほしい。淡路島の人たちに落語を味わってもらえる機会も作りたい」と話した。

 贈られた原版は、県や淡路島観光協会などでつくる「淡路島へいらっしゃい協議会」が有効活用するといい、同会長を務める井戸知事は「絵本を淡路島の宝にしたい」と語った。